【新潟】 泉田知事 東電の再稼動願いを「検討材料ない」と一蹴 「事故は起きたわ、責任をとらないわ」ときびしく批判
2月 8th, 2012 | Posted by in 2 停止原発の再稼働 | 3 首長、自治体
2月6日、新潟県を訪れ柏崎刈羽原発の再稼動への理解を求めようと、柏崎市の会田洋市長、刈羽村の品田宏夫村長、泉田裕彦知事と相次ぎ会談した東電の西沢俊夫社長。
「需給状況が非常に厳しい」とお決まりのフレーズで再稼動の必要を訴えたが・・・
原発事故問題では全国でも最も見識のある発言を繰り返してきた新潟県の泉田知事に「そもそも(再稼働を)検討する材料がない」一蹴され、事故の対応についても「事故は起きたわ、責任をとらないわになっている」と手厳しく批判された。
泉田知事がこれまでに原発事故関連でしてきた発言は本質を突くすばらしいものが多い。
泉田語録
ストレステストに対して
「福島第一原発で起きた事故の検証をせずに、コンピューターでシミュレーションしてどういう意味があるのか」
がれき広域処理をめぐって
「何でもかんでも埋めればいいというものではない」 8000ベクレルまで埋めてよいとする環境省を批判
「原発内で発生すれば放射性廃棄物という扱いになるものが、(外だと)それよりも緩い基準で放射性廃棄物ではなくなる。そんな仕組みで住民の理解が得られるのか」
細野大臣が「(がれきを)受け入れられない理屈は通らない」と発言したことに対し、
「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」
「国が環境整備をしないといけない。国際原子力機関(IAEA)の基本原則で言えば、放射性物質は集中管理をするべきだ」
汚染汚泥について
「最終的には原発内の放射性物質と同様に東電に引き取ってもらう」
全国の政治家・首長たちに見習ってほしい。
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泉田知事と対照的なのが、刈羽村の品田村長。「安全を確保して発電するという元の形に戻ることを期待している。東電を信じている」 と東電べったりだ。気持ち悪い。
情報源
2012.2.7
読売新聞 2012.2.7
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中には県民の生命を第一に考える知事もいる。信念を貫いて欲しい。他県民であるが狭い日本どこで事故がおきても安全であるとはいえない。心より支持する。