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大飯原発 ストレステスト合格セレモニー 最終段階へ

2月 8th, 2012 | Posted by nanohana in 2 停止原発の再稼働 | 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 利権・推進派・御用学者 | 3 官僚 | 3 政府の方針と対応

経産省・政府・原子力ムラの面々は、定期検査などで停止中の原発をどうにか再稼働させたいと考えている。しかし福島事故を受けて、再稼働のためには、国が”安全”というお墨付きを与えなければならない状況に追い込まれている。
経産省や政府は、”ストレステストの合格”というセレモニーをもって”安全”認定とする流れを作ろうと躍起だ。

大飯原発3・4号機をめぐり、そのセレモニーが8日、最終段階を迎えようとしている。

ストレステスト”合格”への段取りは次のとおりだ
 ①電力会社がストレステストを行う
 ②結果を経産省保安院に提出
 ③保安院が専門家会議で審査、”テスト方法は妥当”という評価をする
 ④IAEAが原発を現地調査、保安院の審査が国際基準に適合していると評価する
 ⑤保安院が専門家会議を開き正式な評価書をまとめる=”合格”

大飯原発3・4号機では先月下旬に④の段階を終了、8日に最終段階の”専門家”会議を迎える。”専門家”は原子力ムラの方々で固めてあることはいうまでもないので、この会議は結論ありきのまさしくセレモニーに過ぎない。

このセレモニーを終えると、政府は一挙に大飯原発の再稼働を仕掛けてくるだろう。それは国にとっては全国の原発を再稼働させる第一歩だ。

攻防は目前だ。ストレステストの次のキーワードは「地元合意」。鍵は西川福井県知事が握ることになる。

NHKの関連記事 2012.2.7 「大飯原発 運転再開で最終議論へ」 
《停止している原発の運転再開は、原子力安全委員会の審査を経て政府が判断することになっていますが、再開には地元自治体の了解が必要です。
しかし、大飯原発の地元の福井県は、福島第一原発の事故の検証を踏まえた安全基準を示すよう政府に求めるなど、再開に慎重な意見は根強く、政府が今後、各地で地元の理解を得られるかどうかは不透明なままです。》

ストレステストとは
ストレステストは電力会社が行うコンピューター上のシミュレーションに過ぎず、テスト自体にはなんの基準もない。入力の調整で、結果はどのように導き出すことも可能だ。電力会社が自ら安全でないというシミュレーションを行うはずもなく、結論ありきのつじつま合わせに過ぎない。

 

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