2012.1.26
結城市は25日、放射線量測定器の無料貸し出し体制を強化することを決めた。結城ロータリークラブから同日、測定器計4台(計約50万円相当)を寄贈され、市所有の測定器が7台に増えたことを受けた措置。
同市は昨年5月、県から測定器1台を配布され、6月には2台を購入。同月14日から問い合わせのあった市民に2台を無料で貸し出してきた。しかし、市内の学校、幼稚園など公共施設を優先して放射線量を測定していたため、市民が利用できない時もあったという。
今後は市広報を通して7台を市民に貸し出す。また、公共施設の雨どいの下や排水溝などの放射線量測定を実施しており、国の暫定規制値(高さ0・5メートルで毎時0・23マイクロシーベルト)を上回る場所は除染を実施する予定。
結城ロータリークラブの四宮英男会長は「子どもや市民のために放射線量測定器を活用してもらいたい」と話した。測定器購入に当たっては、結城市と友好都市の福井市にある福井あじさいロータリークラブからも寄付があったという。【宮本寛治】
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