福島民報 2012.1.25
平成24年産米の作付け方針を検討しているJA福島中央会は、県が実施しているコメの緊急調査で食品衛生法の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)未満の地域は、通常通り作付けを行う方向で最終調整している。24日、福島市で17単位JAとの実務者会議を開いて協議した。26日開く理事会で方針を決定する。
農林水産省は500ベクレル超のコメが検出された地域は作付け制限とし、100ベクレルを超えた地域は地元と協議して決定するとの方針を示している。
これまで一部のJAから微量の放射性セシウムが検出された地域でも作付け制限を検討すべき-との声もあったが、基準値内であることや生産意欲の維持の観点から、中央会は同省の方針を踏まえ作付けを行う意向とみられる。500ベクレル超の地域は国の方針を受け入れ、100ベクレル超~500ベクレル未満の地域は結論を持ち越し、理事会で最終決定する。
また、セシウムが検出されたコメをバイオエタノール燃料に転用する計画も浮上。県内には精製工場がないため、国に対し工場新設を要望する。
この記事は 福島民報
You can follow any responses to this entry through the You can leave a response, or trackback.