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【Q&A/牛乳メーカーが独自検査へ】不安解消目指して 会社・商品名を明確に

1月 21st, 2012 | Posted by nanohana in 1 測定 | 1 食品

47NEWS 2012.1.18

 明治や森永乳業など大手牛乳メーカーでつくる日本乳業協会(東京)が、牛乳に含まれる放射性物質の検査をメーカー各社が独自にやり、結果を公表する方針を固めました。

 Q これまで検査はしていなかったのですか。

 A 都道府県が各地にある原乳のクーラーステーション(集荷場)で2週間に1回程度検査し、結果をホームページで公開していました。しかし放射性物質が検出された牛乳の具体的なメーカー名や商品名、どこの学校給食で使用されるかなどは公表されていませんでした。

 一部のメーカーは自主検査をしていますが、結果は世間に公表されていません。またメーカーとは別に、独自に検査・公表している大手スーパーもありますが、まだまだ少数です。

 Q どうしてメーカーが自ら検査し、公表することになったのですか。

 A 学校給食の現場や保護者から不安の声がたくさん上がっているからです。東京都武蔵野市の小学校で出す予定だった牛乳から昨年10月、 1キログラム当たり7ベクレルの放射性セシウムを検出しました。国の暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)を大きく下回りますが、保護者からの要請で給食に出すのはやめました。こうしたこともあり、厚生労働省が昨年12月末、日本乳業協会を含む乳業3団体に対し、メーカー各社でも検査をして、結果を公表するよう求めていました。

 Q 検査、公表の新しい態勢はどのようなものですか。

 A 具体的な検査方法や、いつから始めるのか、乳業協会と各社が話し合っています。放射性物質が微量なら飲んでも体に影響はないといわれますが、もっと安心して牛乳が飲めるようになってほしいですね。都道府県がしている検査も、今後は週1回に頻度が高まる方向です。

 (2012年1月18日、共同通信)

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