カナロコ 2012.1.10
東京電力福島第1原発事故による放射能汚染の影響から、子どもたちを守ろうと活動する相模原市の保護者グループは10日、市議会議員を対象に放射線対策についての考えを聞くアンケートを始めた。
49人の市議に宛てた「子どもたちを放射能の内部被曝から守るためのアンケート」は、市内の小中学生の親を中心につくる「こどもまもりたい」が作成した。全17問で、放射線の子どもへの影響や内部被ばくの知識を問う基本的なものから、学校給食の検査態勢の強化、市内より高い放射線量が計測されている日光への修学旅行の是非などを聞いている。
メンバーの一人で、市立小学校に次男を通わせている牛山元美さん(54)=同市南区=は「質問を通じて、親たちが何に不安を感じているのかを知ってほしい」と話す。
牛山さんらは昨年11月、学校給食を毎日検査するよう求める陳情を市議会宛てに提出。継続審議となっている。この日、市役所の各会派を回ってアンケート用紙を手渡した牛山さんは、「放射能問題は誰も正解を示してくれない難しさがある。何をすべきか、どのような施策ならできるのか、これを機に議員の皆さんとも考えていきたい」と話している。
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