一方、浜岡原発「廃止」は賛成50%
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日経新聞 6月13日
【ジュネーブ=藤田剛】イタリアで12~13日に実施された原子力発電の再開の是非を問う国民投票が成立し、政府の原発再開の計画を否決し た。内務省の暫定発表によると、投票率は約57%に達し、成立の条件である50%を上回った。暫定発表では投票者のうち93%が再開に反対票を投じた。福 島第1原発の事故後、主要国で原発政策に関する国民投票が行われたのは初めて。
欧州ではドイツが6日、17基の原発を2020年までにすべて停止する「脱原発」の関連法案を閣議決定。スイスも34年までに既存の全5基の停止を決めた。ベルルスコーニ政権は1990年までに稼働を停止した原発を数年後に復活させることを検討していた。
こちらはニッポン
浜岡原発「廃止」賛成50%反対31% 静岡県民調査
朝日新聞 6月13日
中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全原子炉停止から1カ月になるのに合わせ、朝日新聞社が11、12日、静岡県民を対象に電話による世論調 査を行ったところ、浜岡原発の運転を再開せず、このまま廃止することに「賛成」が50%を占め、「反対」の31%を上回った。
同原発は東海地震の想定震源域に位置し、菅直人首相の要請で5月14日、全炉の運転を停止した。中部電は防波壁などを整備して2~3年後に再開する方針だが、津波対策の完了後に運転を再開することについても「反対」が50%で、「賛成」は37%にとどまった。
同原発の運転停止については71%が「よかった」と回答。「よくなかった」の15%を大きく上回った。
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G8のドイツとイタリアが脱原発を表明したことは大きいと思います。
ふと思ったのは、日本が戦後米国一辺倒になる前、
戦時中は日独伊三国同盟関係だったことでした。
適切な表現ではないかも知れませんが、
新たな日独伊脱原発三国同盟が出来れば
アメリカに抵抗できるのではないかと思いました。
その発想はおもしろいですね。
今日のアンケートの記事にもあるように、
日本は、海外にくらべて、この原発事故という出来事を矮小化してとらえている。
とんでもないことになってしまったという意識はあまりないようです。
落ち着きすぎていて怖いくらいです。
海外の、Oh!No!~トンデモナ~イデス!!!位の反応に少しは揺さぶられてほしいものです。