徳島新聞 2012.1.7
【写真説明】米の放射線量を測定する高倉社長=小松島市の米穀店
米の放射線量を独自検査 阿南の販売業者、県内初 全国から米を仕入れて販売している徳島米市場(阿南市津乃峰町)が、放射線量の簡易測定器を購入し、自社が扱う米の検査を始めた。徳島県安全安心農業推進室によると、県内の米穀店が独自に放射線量を検査するのは初めての取り組み。
米の安全性を明らかにするため、厚生労働省の「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく測定器を購入。同社が精米工場にしている小松島市内の米穀店で、精米する度に2キロの米を抽出して4日から簡易検査を行っている。これまでに2・5トン分を測定し、問題はなかった。
同社は県内をはじめ、山形県や新潟県などから年間約千トンの米を仕入れ、県内の米穀店やスーパーに卸したり、関連3店舗で販売したりしている。福島県からは年間約20トンを仕入れていたが、福島第1原発の事故以降はストップしている。
同社の高倉義人社長(34)=小松島市横須町=は「手間は掛かるが、自信を持って安全だと消費者に説明したい」と話している。
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