別の汚染の恐れ 汚染水処理に大量の有害物質 人体への悪影響激しく、水質汚濁防止法によって規制されているホウ酸やヒドラジン
1月 7th, 2012 | Posted by in 未分類臨界・腐食防止で使用 処理水の有害物質放置
東京新聞 2012.1.6
福島第一原発で、高濃度汚染水を処理した水には、腐食防止などのため大量の化学物質が含まれ、この水が海に放出されると、放射性物質とは別に汚染を引き起こす可能性のあることが、東京電力などへの取材で分かった。水は原子炉の冷却に使われるが、建屋地下への地下水流入で、使い切れないほど水量が増え、既設タンクは残り容量が少ない。混ぜられた化学物質はいずれも有害だが、東京電力も国も、この問題を放置している。
投入されている化学物質は、ホウ酸やヒドラジン。
ホウ酸は核燃料が連鎖的に分裂する臨界を防止する働きがあり、年末までに百五トンを投入。ヒドラジンは原子炉などの金属材の腐食を防ぐ役割で、七十三トンを入れた。
ただし、いずれの物質も人体に悪影響がある。ホウ酸はゴキブリの駆除剤にも使われ、人間が吸い込むと、吐き気や下痢などの症状が起きる。ヒドラジンは、皮膚に触れると激しくただれ、体内に取り込むと中枢神経や肝臓、腎臓の機能障害を引き起こすとされる。そのため、水質汚濁防止法などにより規制がかけられている。
汚染水の場合、放射性物質にばかり目が向けられがちだが、外部への放出となると、こうした化学物質による海洋汚染も無視できない問題となる。
東電は十四万トンの処理水タンクを準備しているが、早ければ三月にも満杯になる可能性がある。水があふれるのを防ぐため、原発の敷地にまけば作業員らの健康問題につながる可能性があり、海洋に放出すれば、新たな魚介類への汚染を引き起こしかねない。
東電担当者は、放射性物質に関しては「仮に放出する際は、可能な限り浄化する」としているが、化学物質となると「現時点では特に検討していない」という。
環境省も、化学物質の問題には着目していない。
(東京新聞)
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東京新聞
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これでふと思ったけれど低濃度汚染水を飲んだ園田政務官は大丈夫なんだろうか?
東電による汚染水の海洋投棄に反対する。メルトダウンしてしまえば放射能発生は永遠に続く。東電に汚染拡大を防ぐ意志も能力もない。政府が責任を持って汚染水の処理と、高濃度汚染されたカートリッジを処理しなければ、又世界中から袋だたきだ。米軍にともだち作戦で占領されて敗戦後に逆もどりする。