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敦賀原発2号機、再稼働容認姿勢 国のお墨付き得られれば
福井新聞 2012.1.4
福井県敦賀市の河瀬一治市長は4日の定例記者会見で、日本原電が国にストレステスト(耐性評価)の1次評価結果を提出した敦賀2 件原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)の再稼働について、安全性に関する国のお墨付きが得られれば容認する姿勢を示した。
敦賀2 件2号機に関し、河瀬市長は運転開始から41年たった同1号機に比べて運転年数が少なく、東京電力福島第1原発事故を受けた緊急安全対策の実施によって、耐性評価でも地震や津波に対する余裕度が示されていると説明。「国として安全基準うんぬんのみならず、『大丈夫ですよ』というお墨付きがあれば再稼働は容認してもいいのではないか」と述べた。
ただ、国の審査は数カ月かかるともいわれている上、県は福島第1原発事故の知見を反映した新たな安全基準を示すよう国に求めており、「県と立場がちょっと違うところもある。お互いがよしとならないと動かないのも事実」と語った。
一方、定期検査中で耐性評価が未提出の敦賀2 件1号機は、福島第1原発と同型であることや高経年化(老朽化)の問題に一抹の不安があるとし、今後の状況をより慎重に見極めていく姿勢を示した。
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福井新聞
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西川知事「再稼働、慎重に対応」 原発老朽化対策など求める
福井新聞 2011.12. 29
西川・福井県知事は28日、庁内テレビを使い職員向けに行った年末のあいさつで、東京電力福島第1原発事故の影響で停止している原発の再稼働について、高経年化(老朽化)対策や地震、津波に対するさらなるチェックを加えた上で「慎重かつ十分な信頼感を持った対応を県として進める必要がある」と述べた。
関西電力など県内の電力事業者が実施している安全対策に関して「期待するスピード、総合性には至っていない分野が多い」と指摘。「統一した形で政府が取りまとめて国民が安心を得られるよう提示し、実行することを強く求めていく」とした。
北陸新幹線金沢-敦賀の新規着工決定、中部縦貫自動車道大野油坂道路の和泉-油坂の新規事業採択を挙げ、今年を「大きな懸案が解決した年」と総括。2014年度に全線開通する舞鶴若狭自動車道を含め、嶺南と嶺北の一体化、日本の東西・南北のネットワークが完成すると強調した。
また、歴史や伝統、景観を生かした福井県をつくる条件が整ったと述べ「これから5年、10年をターゲットにした元気のある県を、それぞれの職場でつくる気概と熱意を持って仕事を進めてほしい」と訓示した。
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福井新聞
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