2012年日本全国花粉飛散予測
12月 27th, 2011 | Posted by in 1 汚染の拡散2012年スギ・ヒノキ花粉飛散予測前線・各地花粉飛散予測数の情報です。
地図をクリックすると、各地の詳細情報(’12年予測値、’11年実測値、’10年実測値、過去10年間平均値)が表示されます。
NPO花粉情報協会 提供
(2012年スギ花粉予測情報, 2011年9月現在の予測)
2012年スギ・ヒノキ花粉飛散予測総合コメント (2011年9月現在)
スギ・ヒノキ花粉飛散総数は、2011年6~8月の気象条件、気温・日照時間・降水量に影響されます。9月下旬 のスギ雄花の調査結果から、2012年春の花粉飛散総数は、西日本の一部地域で2011年を上回りますが、全国的に平年(過去10年平均)の 80~120%と予測しています。また、過去10年平均の飛散量は、その10年前と比較して2倍以上になっており、近年の花粉飛散量自体が増加傾向です。
(*)千葉県船橋市の例:最近の10年(2002~2011年)の平均値は4,337個でしたが、その前の10年(1992~2001年)の平均値は1,811個であり、「過去10年平均」は、その10年前と比較して約2.4倍になっています。
花粉飛散数に最も影響する2011年の6~8月の気象状況は、梅雨明けが早かった6月・7月にかけての気温・日照 時間を、2010年と比較すると全国的にほぼ同じでしたが、8月は気温の変動が大きく日照時間は2010年と比べるとかなり少なくなっています。また、9 月末の時点でのスギ雄花の着花は、2011年より少ないですが平年並みです。
スギ花粉前線について
スギ花粉の飛散開始を同じ地点で区切った予測前線図では、2012年春のスギ花粉飛散開始は現時点では例年並みか やや早くなると予測しています。夏以降気温の高い状況が続いていますが、この冬は強い寒気が南下する見込みです。12月以降の気温は寒暖の差が大きくなり ますが、期間を平均すると平年並みかやや高いと予想しています。花粉飛散に影響する2月上旬の気温次第では飛散開始が早くなる可能性があります。
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