ミノキシジルを飲み続けると耐性がつくってホント?

更新日 2018年7月06日

ミノキシジルを飲み続けると本当に耐性がつくのか?

ミノキシジルの耐性への疑問
                 

「ミノキシジルを飲み続けると耐性がつく」

そんな話を聞いたことがある人もいるでしょう。
私も薄毛が気になりだしていろいろ勉強しているうちに、何度かそんな“噂”を聞いたことがありました。


果たしてそれは本当に噂にすぎないのか?それとも真実なのか?


様々な噂や憶測が飛び交い(根拠のあるものだったりなかったり)、正直いってどの情報が本当なのか分からず混乱した時期もありました。
同じように「真実を知りたい!」と思っている方たちのために、少しでも頭の中の混乱の糸を解きほぐして真実を探っていきましょう!

それでは最初に、そもそもミノキシジルってなに?という人のために、簡単にミノキシジルについて説明していきます。
もう知っている!という人は「ミノキシジルの耐性がつくってホント?」から読みすすめてください。

そもそもミノキシジルとは?

ミノキシジルの説明をする医師

ミノキシジルはもともと、血管拡張薬の成分として開発されました。
血管を拡張させることで血圧を下げる高血圧患者用の経口薬です。


それが後に、


薄毛が改善され発毛効果がある


ということが判明して以来、薄毛の改善薬として各国で承認されました。

その効果はすでに医学的にも証明されています。
リアップでおなじみの外用薬とミノタブと呼ばれる内服薬の2種類あり、どちらも毛母細胞に働きかけることによって、発毛を促進させます。


「発毛効果」という点でいえば、プロペシアより上ということは、すでに薄毛業界では常識。
別のページでも述べましたが、プロペシアが「現状維持型」ならミノキシジルは「毛髪促進型」といっていいでしょう。


頭皮の血管を拡張させる


髪の毛に栄養や酸素が行き渡る


元気な髪の毛が育つ



おもにAGAの頭頂部に有効という限定つきですが、これまで多くの薄毛の男性に希望の光をもたらしてくれているのがこのミノキシジルなのです。

ミノキシジルの耐性がつくってホント?

薄毛に大きな効果が期待できるミノキシジルですが、ミノキシジルタブレット(内服薬)をずっと飲みつづけると耐性が出来てしまうのでしょうか?


まだはっきりとは分かっていない


といわざるを得ないのが現状です。

「結局分からないのか」ともっともな突込みを受けてしまいそうですが(笑)、「耐性ができる」というエビデンス(医学的根拠)もなければ、「耐性はできない」というエビデンスもないのです。

はっきりと明示できるようなデータもないため、今後ミノキシジルの研究や開発がさらに進み、薄毛の詳細なメカニズムが知られるようになれば、近い将来、耐性に関するエビデンスも明らかになってくるはずです。


実際問題として、数年という長いスパンで使用しつづけている人にはミノキシジルの耐性ができているのではないか(つまり薬の効果が薄くなっている)、と疑ってもおかしくない人も一定数いるようです。

しかし、

長期間服用している ⇒ 効果が薄くなる ⇒ 薬の耐性ができている

と決め付けてしまうのは少し早計かも知れません。


脱毛が増えてきたとしても、その原因が食生活の乱れや睡眠不足、ヘアサイクルが退行期に移っているために脱毛している可能性も十分に考えられるからです。

もちろん、耐性ができずにずっと同じ効果を発揮し続けている人もいますので、使用している期間、服用量、体質によって変わってくるようです。


人間に限らず、多くの生物には薬剤耐性があり、ずっと同じ薬を飲みつづけると膜を作って防御したり体外に排出したり分解したりして、薬剤の効果を減殺してしまうのです。
それがミノキシジルに対して働いたとしても不思議ではないでしょう。


ポイント!

耐性には「組織耐性」と「代謝耐性」があります。
「組織耐性」とは、何度も服用することで薬が作用する受容体の数が減少し、薬の作用に対して組織単位で変化が生じたことで効きにくくなること。「代謝耐性」とは薬を分解するための酵素がたくさん生み出され、体内の成分濃度が下がってしまい、結果的に薬の効果が減少してしまうこと。区別して理解しよう!

ミノキシジルへの耐性が疑われた時の対処法とは?

「薬を飲み始めたころにくらべて、抜け毛が増えてきた」
「最近あまり効いていないような気がする」


など、どうしてもミノキシジルの耐性ができてしまった(と疑われる)場合はどう対処すればいいのでしょうか?

最適な対処法は次の2つです。

摂取量を減らして血中濃度を下げる
一時的に休薬する

それでは詳しくみていきましょう。

摂取量を減らして血中濃度を下げる

血管

摂取量を減らすことで一時的に薄毛の進行を許してしまうことにはなりますが、同時に耐性も弱くなるので再び薬の効果が期待できます。

どの程度効果が回復するかは、薬を減らした量や期間、その時の体調によっても違いますので、薄毛の状態を見ながら試してみるといいでしょう。

ミノキシジルタブレット(以下ミノタブ)には2.5mg、5mg、10mgがありますので、10mg⇒5mg5mg⇒2.5mgというように徐々に減らしていくのがベストです。

ミノキシジルの一日の最大摂取量は10mgまでですので、その点も気をつけましょう。

一時的に休薬する

一時的に休薬することで、薬の成分が体内からなくなり、耐性がリセットされます。
耐性がリセットされれば、再び元のように薬の効果が体の中で発揮され、薄毛の進行を食い止めることができます。

休薬の期間はおよそ数ヶ月から半年くらいをめどにすると良いでしょう。
気になる人はAGA専門のクリニックなどで医師と相談の上、決めてください。

薬の増量には注意しよう

避けなければいけないのは、さらに効果が出るのを期待して薬を増量すること。
自己判断で薬を増やすことで、重い副作用を誘発してしまう可能性があるからです。

どうしても発毛させたいという強い希望を持っているなら、必ず医師に相談してから増量するようにしてください。
ミノキシジルの一日の最大摂取量は10mgまでですので、その点を十分考慮して薬の量を決めましょう。

ミノキシジルの効果を知っておこう!

ミノキシジルの効果を言明する医師

ミノキシジルはAGA治療薬の中でも重要な一角を担う、とても効果の高い薬です。
そのため、日本皮膚科学会のガイドラインでは、プロペシアとともに有用性に関して推奨度Aというお墨付きを与えられています

しかもプロペシアとは違い(プロペシアは脱毛抑制効果)、高い発毛効果が認められ世界中で愛用者が多いことでも知られています
私もプロペシアやザガーロとともにミノキシジルを愛用し、そのおかげで発毛を実感でいるにいたりました。

ミノキシジルは本当に効く!という声を実際に何度も聞いていますので、多くの人の信頼をかち得ているといっていいでしょう。


直接毛乳頭細胞に働きかけ、細胞分裂を引き起こすことで髪の毛を元気に成長させ、発毛を強く促す、というと遺伝などどんなケースでも頭部全体に効果があると思われがちですが、残念ながらそうではありません。

効果があるのはAGAが原因で脱毛した頭頂部のみです。

しかもプロペシアやザガーロと併用することでさらに高い発毛効果が期待できますので、薄毛の進行が気になる人はぜひ併用してみてください。


【外部リンク】日本皮膚科学会ガイドライン

塗るタイプと飲むタイプ

ミノキシジルには塗るタイプ(外用薬)と飲むタイプ(内服薬)があります。
塗るタイプはリアップロゲインがあり、飲むタイプはミノタブ(ミノキシジルタブレット)と呼ばれています。

塗るタイプのほうは厚生労働省で承認されていますが、ミノタブのほうはまだ承認されるにはいたっていません。

しかしその有効性、効果という面では内服薬であるミノタブのほうがより大きいといわれています。

ミノタブを手に入れるにはAGA専門のクリニックで処方してもらうか、個人輸入代行業者が運営している通販サイトで購入するしかありません。
通販サイトで購入する場合、国内にはたくさんあるため、手に入れる際には信頼できるサイトで購入することが強くすすめられます。

外用薬と内服薬、どっちを選べばいいの?

そこで少なからず悩む人もいるでしょう。

「外用薬と内服薬どっちを選べばいいの?」

答えはとてもシンプルです。


すぐにでも毛を生やしたいならミノタブ(内服薬)を選べ。


ただし、しっかりと副作用を理解した上での使用が条件であることは言うまでもありません。


◆ケース1◆ 薄毛がはじまったばかりで、まだあまり深刻ではない

      ⇒外用薬を使って薄毛状況を観察

◆ケース2◆ 薄毛がかなり進行し、少しでも早く元気な毛を生やしたい

      ⇒内服薬ですぐにでも発毛促進


ドラッグストアなどで販売されている外用薬の場合、一部商品を除いてミノキシジルの含有量は多くて1mg程度がほとんどで、内服薬とくらべて微量なので効果の面でどうしても劣ってしまうようです。
また内服薬(ミノタブ)のほうが効果が強い分だけ、副作用も強くでる可能性もありますので、どのような副作用があるのかをしっかりと理解しておくことが非常に大切です。

必読!気になるミノキシジルの副作用は?

ミノキシジルの副作用は?

これからミノキシジルの利用を検討している人、そして現在利用しているが副作用についてはまだよく分からないという人は必ず確認してみてください。

とくに内服薬のミノタブの場合、効果の強い反面、副作用も強く出てしまうことがありますので、チェックしておきましょう!

ミノキシジルの副作用 ~外用薬~

頭皮のかゆみやかぶれ

リアップロゲインなどの外用薬の場合、副作用といえば頭皮のかゆみやかぶれがほとんどのようです。

頭皮に直接塗りつけるので、皮膚の敏感な人や薬物過敏症の人は注意が必要です。

考えられる原因は次の3つ。


外用薬中の成分エタノールやプロピレングリコールにアレルギー反応を示している
ミノキシジル自体が体質に合わない
頭皮の血流が促進されることでかゆみを感じる


以上のような症状が出たら、対処するべき方法は次の2つです。


すぐに洗い流す

■それでも気になるようだったら、医師に相談する


洗い流す際に気をつけないといけないことは、強くかきむしらないことです。
強くかきむしることで頭皮が傷つけられ、それがまた薄毛を進行させる原因にもなってしまいます。
ぬるま湯で時間をかけてゆっくりと、もむように洗い流しましょう。

ミノキシジルの副作用 ~内服薬~

①多毛症

内服薬のミノキシジルの副作用としてよく知られているのが、多毛症です。
外用薬でもこの症例の報告はありますが、その数はごくわずか。
多毛症というと、内服薬の副作用として発現するのが一般的なようです。

気になるのが、体のどの部分に症状が出るのかということですが、これも個人によって様々です。
ヒゲ、眉毛、胸毛、手足の毛、陰毛など人によって異なります。

この副作用が出る時期は、使用開始からおおむね1ヶ月前後。
中には1~2週間で出ることもいれば、数ヶ月たって出ることもあります。
しかし共通しているのは、多毛症の症状が出たら服用している間は体毛が薄くなることはないということです。

もしどうしても体毛が気になる人は、使用を中止するか摂取量を減らしてみてください。
元の濃さに戻るまでに数ヶ月を要するので、その点も加味して調節してみましょう。

②初期脱毛

初期脱毛もよくみられる副作用の1つです。
ヘアサイクルがリセットされることによって、細く柔らかい毛が抜けてしまう症状です。

これはいわば、新しい髪に生えかわるための準備と考えていいでしょう。

初期脱毛がつづく期間はだいたい2週間から1ヶ月ほど。
その期間がすぎれば、新しい産毛が生え、強く丈夫な髪の毛に育っていきます。

もし数ヶ月たっても脱毛がつづくようであれば、副作用による初期脱毛ではなく、ストレスや円形脱毛症など他の理由によって脱毛している可能性があります。
その場合は、AGA専門のクリニックなどで受診して医師に相談してみましょう。

③頭痛、めまい、ほてり

頭痛

ミノキシジルはもともと降圧剤として開発された成分で、血管を拡張させる作用があります。
ミノキシジルを服用して血管が拡張されると、神経に触れて頭痛を引き起こすことがあるようです。

一時的なちょっとした痛みですむ人もいれば、耐えられないくらいの痛みを感じる人もいてあらわれる症状には個人差があります。
頭痛を感じたからといってすぐにミノキシジルの副作用と決め付けるのは早計ですが、いったん使用を中止して様子をみてみましょう。

頭痛が治ったら、ミノキシジルの副作用の可能性が高いかも知れません。
しばらく使用を控えたあと、摂取量を減らして様子をみてください。

④動悸

血液は心臓から動脈、動脈から静脈、そして静脈から心臓へと巡って常に私たちの体の中を流れています。

ミノキシジルには血管拡張作用があることはすでに説明しましたが、血管を拡張させるのは動脈だけ。
静脈は拡張されないままなので、動脈から送りこまれた血液は一気に心臓へと流れ込んで心拍数が多くなり、その結果、動悸や不整脈が起こりやすくなります。
心拍数が多くなると、やがて心肥大におちいり、酸素を多く消費して酸素量が足りなくなると最悪の場合、心不全になることもあります。

ミノキシジルを副作用した後、動悸が気になるようになったらそのまま放置せず、服用を中止して医師に相談してください。最初は軽い副作用だったのが、放置していたために重篤な副作用を誘発してしまう可能性があるためです。

決して自己判断せず、注意深く自分の体を観察して少しでも異常があれば、信頼できる医療機関や医師に正確な判断を仰ぐことが大切です。