育毛剤と発毛剤はどう違うの?

育毛剤と発毛剤はどう違う?!

育毛剤をつける人

テレビCMをはじめ、雑誌やインターネットで目にしない日はない育毛剤や発毛剤の効果をうたった広告。
薄毛に悩むことなど想像もしていなかった20代の頃にはひたすらスルーしていましたが、薄毛が気になる日々をすごしていると、つい宣伝文句に引き込まれてしまいます。

本当に効果があるのか?
つけたら本当に薄毛がなおるのか?

と興味津々になって、つい前のめりで見入ってしまうのはなにもあなただけではありません。
でも、ふと疑問に思ったことないですか??

そもそも育毛剤と発毛剤の違いってなに??

薄毛業界では当たり前のように使用される育毛剤発毛剤という3文字。
文字を眺めれば1文字しか違わないので、あまりたいした違いはないんじゃないか、と思いがちですが、実は厳然とした違いがあります。

簡単にいうと、


育毛剤=医薬部外品
発毛剤=医薬品

               

ということ。

薬機法で定められた定義によると、次のように説明できます。


医薬部外品とは病気の予防を目的として厚生労働省で認められた効果や効能のある有効成分の含まれているもの。

医薬品とは病気の治療や予防を目的として厚生労働省で認められた効果や効能のある有効成分の含まれているもの。


つまり育毛剤(=医薬部外品)は薄毛の予防を目的としていて、発毛剤(=医薬品)は薄毛の治療、及び予防を目的としているということ。

               

目的が違えば、効果も違い、効果も違えば副作用も違ってきます。
気になる効果という点で見れば、どちらがより大きいかといえば、言うまでもなく薄毛の治療を目的とした発毛剤のほうです。

それでは具体的にどのような効果の違いがあるのか、育毛剤を使うべきなのか発毛剤を使うべきなのか、その使用基準など、次の章で疑問点を解決していきましょう。

育毛剤は「毛を丈夫に育てる」

育毛剤の本当の効果を理解しよう

育毛剤とは、頭皮環境を健康に保ち毛を育てる薬です。
簡単にいうと、


抜け毛を減らして今ある細い髪の毛を太く丈夫に育てる


ということ。

注意すべきなのは、発毛を促進はするが決して発毛させるわけではないということです。
効果が目に見えてはっきりとあらわれない分、場合によっては「育毛剤は全然効果がない」と勘違いしてしまう人も多くいます。

実際、私もそのような声をたくさん聞いたことがあります。
でもちょっと冷静に考えてみましょう。

抜け毛の量は日によって違いますし(1日50本~100本ほど)、たとえ抜け毛が減っても気付かない場合が多いのも事実です。
夏場であれば、紫外線の当たる量によって髪の毛へのダメージも違い、当然のように抜け毛の本数は変わってきます。

頭皮に汗をかいてもそのまま不潔な状態で放置していては、せっかくの育毛剤の効果が薄れてしまうこともあります。

育毛剤が効かない人とは?

薄毛の進行

育毛剤の効果を実感できない人には次のような特徴があります。

当てはまる点がないかどうか、ぜひチェックしてみてください。


毎日つけず、つけ忘れが多い。
つける量が少ない
頭皮につけず、髪の毛につけてしまっている
頭皮が濡れた状態でつけている
頭皮に脂分や汚れが多く、毛母細胞に成分がしみ込んでいかない
効果が出る前に使用を途中で止めてしまっている
そもそも育毛剤の成分が合っていない


特に多いのが、「効果が出る前に使用を途中で止めてしまっている」人です。

すぐに効果が出るのを求める気持ちはとてもよく分かります。
育毛剤には決して安くない値段で販売されているものもありますから、費用対効果を考えると「すぐに大きな効果が出る」ことを求めてしまいますよね。

早い人で数回使用しただけで、何の効果もあらわれないといって薄毛対策にさじを投げてしまう人います。
通常、数回の使用だけで薄毛の改善の見込める人はほとんどいないといっていいでしょう。

どんなに短くても3ヶ月、毎日使用しなければ育毛剤の本当の効果はあらわれないといわれています。
その理由はヘアサイクルが乱れてしまっているから。
乱れたヘアサイクルが再び成長期に戻るまで、最低3ヶ月はかかるといわれています。
最低3ヶ月以上の使用をオススメしているのはそのためです。


本当に効果を実感したいのであれば、できれば6ヶ月以上は使用するようにしましょう。

1年ほど使用すれば9割以上の人が薄毛改善の効果を実感する育毛剤もありますので、その事実を知っている人の多くが6ヶ月以上、継続使用しています。

もし1年以上使用しても何の効果も感じられなかったら、その育毛剤はあなたには合っていなかったのだと判断するべきです。

                    

そもそも万人に効く薬などありませんので、効果がないと分かったら他の育毛剤を検討してみてください。
他の育毛剤を使用しても太く丈夫な髪の毛が育たなかったら、もはやあなたの頭皮は育毛剤では効果が出ないほど、薄毛が進行してしまっているということです。

そのときはより大きな効果が期待できるプロペシアやミノキシジルなどの内服薬を服用して、第二の薄毛対策に乗り出しましょう。

それでは具体的に、育毛剤が十分に効果を発揮するためにどうすればいいのかを説明しましょう。

今日からできる!効果的な育毛剤の使い方

育毛剤はただつければいいというものでもありません。
綺麗で大きな花を咲かせるためには栄養成分をたっぷりと含んだ土壌が必要であるのと同じように、太くて丈夫な髪の毛が育つためには清潔で健康的な頭皮を保つことが必要です

その点をしっかりと頭にいれて、以下の注意点をぜひ実行してみましょう!


1日2回(朝と夜)、毎日必ずつける。
風呂上りなど、頭皮が清潔な状態で使用する。
髪の毛をしっかり乾かした状態で使用する。
髪の毛ではなく、頭皮に直接塗りこむ。
塗布したら優しくもみほぐすようにマッサージする。


特に大切なのが毎日必ずつけること頭皮が清潔な状態で使用することです。

育毛剤には効果の持続時間があるので、つけ忘れが多いとなかなか効果があらわれません。
でもつけ忘れたからといって、まとめて何日分も一度につけることも厳禁です。
内服薬とは違い、外用薬の場合、すべての成分が頭皮に浸透するわけではないからです。

しかも、育毛剤の成分が肌に合っていない場合、頭皮のかぶれなどの副作用が必要以上に出てきてしまう恐れもあるので注意しましょう。

これらの注意点を守れば、育毛剤が本来持っている効果を十分に発揮することができるはずです。
最低6ヶ月は継続使用することで、だんだんあなたの髪の毛は太く丈夫に育っていくと期待していいでしょう。

ただし、効果の度合いも効果の出る時期も個人差があるので、あくまで“目安”として理解してください。

発毛剤は「じっくりと毛を生やす」

発毛剤の効果

発毛剤はすでに説明したとおり医薬品であり、薄毛の治療や予防を目的として作られています。
つまり発毛効果があるとされていて、「髪の毛がフサフサになった」と実感できるのは、育毛剤ではなくこの発毛剤のほうです。


「以前より髪の毛が増えた」
「すけていた頭皮が髪の毛で隠れるようになった」
「細く柔らかかった髪の毛が太く丈夫になって、抜けづらくなった」


など、髪の毛が元気に増えていくのを実感できる喜びを味わえるのは、地道に長いスパンでずっと発毛剤を使い続けている人がほとんどです。


現代人はとかくすぐに効果を求めがちです。
しかし受験勉強にしろ、仕事上のスキルにしろ、何をおいてもすぐに結果が出るとは限りません。それはこと薄毛対策にしても同じことです。

薄毛改善を長期的視野で見て、諦めることなく発毛剤を使い続けることの出来る人が、最終的に発毛効果を実感し「信じて使い続けて良かった」と心から思うものです。

                  

超簡単!効果的な発毛剤の使い方

効果的に発毛剤を使用する上で、いくつかの注意点があります。
使用する前に、確認しておきましょう。


1日に2回は使用する。特に入浴後、就寝前のリラック スした時間帯に使用すること。
入浴後は髪の毛をしっかりと乾かし、頭皮が乾いている状態で使用すること。
頭皮につけたら経皮吸収され毛母細胞にしみわたるように、入念にマッサージを行うこと。
最低6ヶ月は毎日使い続けること。


注意点は基本的に育毛剤とあまり変わりません。
清潔で乾いた状態の頭皮に塗りこみ、しっかりと浸透するようにマッサージをすること。

そして何より大事なのが、毎日使用するように習慣化すること。
毎日使用することで、栄養成分が毛母細胞に広く浸透し、発毛効果が出やすい状況を作り出すことができるようになります。

習慣化させる一番簡単な方法は、毎日決まった時間に行うことです。
1週間2週間とつづけていくうちに、その時間になったら条件反射的に脳が反応するようになるでしょう。
食事をしたら歯を磨くように「それをするのが当たり前」になれば、6ヶ月使用することなど何の苦でもなくなります。

かなり不精な私でさえ1年以上毎日使いつづけられましたから、皆さんもぜひ習慣化させるように意識づけてください。

要注意?!発毛剤の副作用

効果が大きい分だけ育毛剤より副作用が出やすくなっているので、どのような症状があらわれるのか確認しておく必要があります。

一番あらわれやすい副作用は頭皮のかゆみやかぶれ
これは発毛剤に含まれているミノキシジルという成分の影響です。

赤く発疹したり、時には頭痛をともなうこともあるので、異常を感じたらすぐに使用を中止してください。

また頭頂部の薄毛にのみ効果があり、生え際の後退(いわゆるM字ハゲ)にはあまり効果がありません。
発毛剤の成分であるミノキシジルは血管を拡張させる効果があるのですが、生え際には毛細血管が少なく栄養成分が行きわたりにくいためです。

発毛剤が効かない人とは?

発毛剤を使いつづけているけど、全然効果が出ない

そんな人は少なからずいるでしょう。

原因はいくつか考えられます。


つけ忘れが多かったり、つける分量が少ない
発毛剤を頭皮につけず髪の毛につけてしまっている
入浴後、頭皮が濡れた状態で使用している
ミノキシジルの濃度が低い発毛剤を使用している
薄毛の原因がAGAではなく、睡眠不足や他の薬物の強い副作用などである


発毛剤がいくら髪の毛を増やしてくれるからといって、薄毛の人に必ず効果があらわれるわけではありません。
薄毛の原因がAGAの人、そしてストレスなどで円形脱毛症になってしまった人には発毛剤は有効です。

もし1年以上使いつづけても、少しも効果が実感できないようであれば、


発毛剤の成分が体に合っていない


薄毛がAGAや円形脱毛症以外の何らかの要因によって引き起こされている


のどちらかを疑ったほうが良いでしょう。

自分の体調をよくみて、何か気になる点があれば、一度病院を受診してみることをオススメします。
原因をしっかりと把握した上で、使用するか否かを判断しましょう。