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川崎市の小学校用の給食食材検査で、ミカンからセシウムが検出されているにも関わらず、4月16、17日、使用を中止することなく複数の地域で給食に供された。

川崎市幸、多摩、麻生の三区で16日にセシウム3.8ベクレル/kg入りの缶詰、17日に9.1ベクレル/kg入の冷凍ミカン(いずれも地元神奈川県産)が使用されている。
ミカンは「入学・進級祝い」のフルーツポンチに使用され、とんだ毒入りの”お祝い”となった。

また、川崎市は今後もこの毒入りミカンを別地区で使用する予定で、当日弁当を用意する等、各自で自衛するしかない。

今後の使用予定
4月18日 川崎、中原両区:缶詰
4月19日 川崎、中原両区:冷凍  高津、宮前両区:缶詰
4月下旬  高津、宮前両区:缶詰

このことを報じている東京新聞には、《「セシウム検出のミカンを給食で出す必要はない。何のための検査か。出されたら、持ち帰らせ、親が食べる。万一を考えて将来ある子どもたちには食べさせない決断が必要だ」》語る父兄の憤りを伝えている。

また、記事によれば、《市教委は同検査結果を保護者に伝えることを学校側に求めていたが、複数の保護者が「まったく知らされていない」と話すなど徹底されていないことが分かった。教員でさえ知らないケースもあり、一部保護者から怒りの声が出ている。》

関連記事 
東京新聞  2012.4.17

 

NHK 2012.4.5 より
愛知県岡崎市の幼稚園で、先月21日、給食にうどんの具として出された乾燥シイタケが、放射性セシウム1400ベクレル/kgとはげしく汚染されていたことが、県の事後検査で発覚。これを園児と教職員530人が食べている。
問題のシイタケは《茨城県から出荷され、愛知県豊川市の加工業者が仕入れ業者を通じて仕入れて、1袋500グラムに分けて販売し、合わせて30キロが岡崎市などで流通しているとみられてい》る。

元記事は NHK 2012.4.5

追記
:この記事を掲載したところ、読者の方よりお便りをいただきました。
この幼稚園をよく知る方で、園長さんが早くから子どもたちの内部被曝を気にかけて給食の安全確保にとても気をつかってきたことを教えていただきました。
そして、この園が自然保育をスタンスに他園が拒否する障害児も当たり前に受け入れる等、すばらしい教育を行っていること、それを行うためにより多忙な幼稚園業務を一生懸命こなされていること、その多忙に加えて運営者がご年配ということもあり、インターネットなどから汚染食材の情報を得る機会は少ないのではというご指摘でした。
今回の検出を受けて園長さんは次のようなコメントを出しています。
「3.14 以来、食材業者と産地特定などの細かいところまで注意してきましたので、結果については大変残念です。
今回の干ししいたけは、一般に市販されているものであり、安全だと信頼して購入したものの一つでした。
私ども一園の問題ではなく、このことを社会全体で受けとめることが大切だと思います。
みんなで子どもを守るという立場で、五感で感知が出来ない放射能としっかり向きあっていただきたいと思います。」
( 2012.4.7より引用)

シイタケなどキノコ類は全食品中でも最も汚染のおそれが大きく、また汚染の度合いも激しいものの一つですが、国や自治体の検査体制はずさんで、ほとんどノーチェックで出回っているに等しく、これまでに各地の流通品からの検出が相次いでいます。しかし、その現実への理解はあまり浸透していないようです。

このように特に汚染に注意が必要な食材を見渡すと、キノコ類や水産物からはかなりの頻度で激しい汚染が検出されています。しかも汚染品の産地は広範に広がっており、残念ながら産地から安全なものを見分けることは困難な状況です。
その他、乳製品はベクレル数はあまり高くないものの、頻繁に汚染が検出されており、製品化の過程で混ぜるという性質上、これも産地からの見分けが困難です。

従って、キノコ類・水産品・乳製品は、しっかりした事前検査の体制がないところでは、給食への使用を避けるべきです。
全国で、このことを”常識”としてゆく取り組みが必要なようです。

 

震災地域の放射能汚染が懸念されるがれきの広域処理を巡って国内が揺れている。
環境省は広域処理情報サイトなるウェブサイトまで用意して広域処理のキャンペーンを展開し、細野豪志環境相は3月18日には神奈川県の川崎市で、4月2日には京都市でキャンペーン活動を展開し、京都では集まった京都府民から帰れコールを浴びた。

横浜市では、3月28日にhamaosen対策協議会が呼びかけ人となり、林文子横浜市長にがれきに関する要望書を手渡そうと70名ほどの市民が集まったが、横浜市側の過剰警備がきっかけとなり一時騒然とした様相を呈した。参加した母親から「もうこれ以上不安にさせないで」「子供たちのことを考えて」などの声が飛び交っていたが、市長は市民の方を見ることもなく俯いたまま市長室のはる秘書課の中に消えた。
ちなみに取材で参加していたフリーライターの田中龍作氏は警備員に羽交い絞めにされている。

そんな状況の中、長野県の阿部守一知事は4月6日、県市長会と県町村会にがれき受入に関する県の考え方を説明する。県側は「広域処理の必要性は分かるが、放射性物質を含んだ焼却灰が県内でも発生しており、その処理を優先させる」との立場をあらためて説明し、意見交換するということだ。

中日新聞によると、
「県は三月下旬にも市町村や広域連合の担当者との意見交換会を開き、慎重な立場を説明。焼却施設や最終処分施設を持つ市町村など計五十団体に意見を募っているが、県廃棄物対策課によると、受け入れ検討といった連絡は届いていない。」
ということである。

関東以北では、長野県同様に県内の下水汚泥や一般廃棄物などの焼却灰の処理問題が発生しており、がれき受入に反対している市民団体などもこの点を指摘している。

→中日新聞 【長野】がれき処理は県内焼却灰優先に

 

追記:3.11の事故以来、定時降下物の値は下降し続けていましたが、昨年12月頃から増加に転じており、下記の数値は昨年5月後半~6月頃と同等の数値になっています。
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東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故から1年以上が経過し、野田総理大臣による「冷温停止状態」が宣言され、一般のメディアからは原発事故関連のニュースが減りつつある状況ですが、原発からは今も放射性物質が環境中に放出され気象条件により各地に飛散しています。
福島県が公表している『定時降下物環境放射能測定結果(暫定値』にはその降下量がはっきりと記載されており、第96報では、2012年3月31日9時~4月1日9時の降下量はセシウム合計で平方キロメートルあたり123.3メガベクレルとなっている。
メガベクレルはベクレルの100万倍である。つまり123,300,000ベクレルということだ。

この測定結果の公表ファイルには以下の文言が書かれている。

地面が乾燥している時に強い風が吹くと、じん埃が地表面から舞い上がりやすくなります。
被ばく線量の低減や一般的なじん埃の吸入量低減の観点から、
土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際は、マスクの使用や帰宅後のうがいなどに心がけましょう

 

 

大手コンビニチェーン店のローソンでは、2012年2月1日から中部地域以北の全ての青果加工・集荷センター(2月の時点で16カ所)に放射線量計を導入して自主検査を行っている。

 

導入した測定器はNaIシンチレーションサーベイメーターで、ヨウ化ナトリウム(NaI)の結晶(タリウム含む)を検出器として利用しており、原理は、放射線が結晶のなかで発する蛍光を測定する放射線測定器。主としてガンマ線の測定に用いられる。

検査方法については、ローソンウェブサイトによれば、「青果加工・集荷センターに入荷される青果を対象に、毎日・全品目のサンプリング検査を実施しています。商品で線量計の計測器部分を覆うようにして計測します。」ということで、検査している様子は以下の写真のとおりである。

そして気になるのは、放射能が検出された食材の対応についてだが、やはりウェブサイトに記載がある。それによれば、「国の制定する暫定基準値を超えた放射性物質が検出された場合は出荷停止いたします」ということで、やはり独自の基準ではなく国の基準に準ずるという残念な取り組みであった。

検査結果は同ウェブサイトに公開していくということであるが、国の基準値(500ベクレル)を超えていないものは公開しない内容になっており、残念だがやはり役には立たない。

→ ローソンのローソンの放射性物質検査体制について

 

足立区のウェブサイトの中の暮らしの問題カテゴリの中で「校庭側溝土の測定結果」を公表している。

足立区内にある小学校を平成24年3月12日から日を分けて全校測定を行っているわけだが、その中に驚くような数値が続出している。

3月12日計測分

■浦原中学校のプール裏植栽の盛土端1の地表5センチで3.72マイクロシーベルト

3月14日計測分
■花畑北中学校の体育館北西の盛土端1の地表5センチで2.30マイクロシーベルト

■谷中中学校の北側敷地の盛土端2で3.10マイクロシーベルト

3月16日計測分
■梅島第一小学校の陶芸小屋裏の盛土端2の地表5センチで2.47マイクロシーベルト

※マイクロシーベルトの値はすべて毎時

地表5センチの計測だが計測機の警報が鳴るような数値が出ており、1マイクロシーベルト超えはかなりの数になる。足立区に居住されて小・中学校の子を持つ方は足立区のウェブサイトの確認をおするめする。

しかし、3月22日計測分の皿沼小学校は高い場所でも0.31マイクロシーベルト(毎時)で、0.15マイクロシーベルトと、関東圏では良く見られる数値の場所もある。

放射性物質が集積されやすい側溝土でこの数値なので、この近辺は放射能雲が都上空を通過時している時の気候に恵まれたのだろう。

ちなみに、この側溝土への集積など、都市部だけに見られる放射性物質の濃縮形態を都市濃縮という。

また関東圏の原発事故前の数値は0.02~0.04マイクロシーベルト程度である。

足立区ホームページ / 校庭側溝土の測定について

→ 足立区ホームページ / 校庭側溝土の測定結果について(ウェブ魚拓)

都市濃縮について
知られざる”都市濃縮”

 

2012年3月28日

東京新聞が伝えたところによると、群馬県桐生市の亀山豊文市長は3月27日に会見で

「同じ国民が被災した。いち早く元の生活に戻る支援の一助になりたい。市民にも理解をいただければ」

と岩手県と宮城県で発生したがれきの受け入れを表明した。

同新聞によれば、亀山市長は同26日にがれきを焼却することになる市の清掃センター(桐生市新里町)周辺の住民でつくる「地域対策委員会」の役員らに受け入れの意向を伝え、「快く理解いただいた」と公言している。周辺住民を対象にした説明会を週内に開き、その後、市民全体への説明会を開くという。

安全性の判断は、市職員が3月12、13日に視察した岩手県大槌町のがれきの放射性セシウムの濃度が一キログラム当たり42ベクレルだったこと、すでに受け入れている東京都や静岡県島田市の焼却灰が埋め立て基準値(キロ当たり8000ベクレル)を大幅に下回っている点であると説明している。

 

以前より、nanohanaでお伝えしてきたいわきのお母さん達のマスクアクションですが、嬉しい報告が届きました。
以下、「測ってみっぺ!いわき」より

マスクアクションへの日頃のご協力に、心から感謝申し上げます。

みなさまに、お知らせがございます。

これまで、マスクアクションの経緯を見守って下さった方には、長い間報告をお待たせしておりましたが

いわき市の教育委員会へのユニ・チャーム様からの支援による510万枚のマスクが

ようやく各教育現場において配布されることとなりまして、嬉しい報告が次々に寄せられております。

今の所、正確な情報がなかなか掴めてはいないのですが、おおよそ、一人当たり120枚ずつ

こちらの希望通り、一律に配布されているようです。

(続きを読む…)

 

 

放射能汚染が懸念される瓦礫の受入問題が全国規模で起きている。
大まかな図式は、「瓦礫を広域拡散させたい国」+「瓦礫を受け入れたい自治体」対「放射能の拡散することになる瓦礫受入と焼却に反対する市民」という図式である。

しかし徳島県ではどうやらこの立場が逆なのである。

徳島県のホームページ内に「ようこそ知事室へ」という県民からの意見に対して返答するコーナーがある。
ここに「放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖」というタイトルの瓦礫受入を推奨する意見が寄せられた。

 

—以下 意見 全文———————————————–

放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖

東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されていない。東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んで
いるからだ。ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、恥を知れ!!
徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか? 情け無い君たち東京を見習え。

—————————-転載終了———————–

 

これにたいし県の環境整備課からの回答が以下である。
とにかく素晴らしいので一読されたし。

 

—以下 回答 全文———————————————–

貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。

このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。

こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。

しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。
(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において処理すべきであると政策提言しております。)

放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)

ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)

ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。

例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。

また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えた事件がございました。

徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。

もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。

ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。

われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。

—————————-転載終了———————–

まさに瓦礫受入に対し疑問を持ち、反対している人々の考えであり、主張を徳島県の環境整備課、つまり公の意見として言ってくれている。

これは瓦礫受入への大きな楔になる出来ごとである。
是非拡散を。

→ 徳島県ホームページ

 

放射能健康相談.com 2012.3.4 によると、
首都圏の高線量地域である柏、三郷、東葛地域周辺に居住の0歳~小学生までの児童の多数に抹消血リンパ球異常が見られるという


《早川先生や航空機モニタリングを参考に受診者の住む地域をA高線量地域(柏、三郷、東葛地域周辺)とB(それ以外)に分け、年齢によりa(0歳から幼稚園)、b(小学生)、c(それ以上)に分けました。》

詳しくは こちら 放射能健康相談.com 2012.3.4

 

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「沖縄県の仲井真弘多知事は、26日夜行われた首相との会食の席で、岩手、宮城両県の震災がれき受入れに応じても良い旨、首相に伝えた」と報じられているが、沖縄県各地のがれき受入対応についての回答は以下のとおりである。

沖縄県各市のがれき受け入れ対応

沖縄県各市のがれき受け入れ対応

 

2012年2月29日に中国新聞が伝えたところによると、農林水産省は東京電力福島第一原子力発電所の事故により放射能汚染された福島県の一部の市町村と、宮城県白石市で2012年産米の作付けについて、食品の新基準である1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが11年産の米から検出された地域でも作付けを一部容認すると方針を発表した。

このような政府の見通しの甘さが本来の意味での「風評被害」に繋がっていることに気づかないのだろうか。

主食である米を産地を気にせず安心して購入できる日はまだまだ遠い、、

元記事は 中国新聞 2012年2月29日

 
 
 
 
 
 
 

 

2012年2月23日に福島民報が伝えたところによると、福島県は平成24年度から、干ばつなど森林生産活動を通じた森林除染に着手するという。
そして、注目なのは伐採した木を復興建築資材に回し、残材を木質バイオマス燃料に活用するというのだ。

スギの花粉でさえ数万ベクレルの汚染があると文部科学省が公表しているが、伐採された木の汚染はどれくらいのレベルなのか。

その利用に関して多くの議論が巻き起こることは避けられないだろう。

元記事は 福島民報 2012年2月23日

 

2012年1月16日に米CBSニュースが南相馬の除染の模様を取材した「南相馬の除染風景 / Decon” in Fukushima by CBS」の日本語字幕付きの映像である。

CBSのルーシー・クラフト記者が原発周辺の危険な立ち入り制限区域に入り、なかなか目にするこのとできない除染作業を取材。

積み上げられた枝や伐採した木を詰めたフレコンパックと、高レベル汚染度の入ったフレコンパック。 廃棄する場所がないために、除染現場である小学校の敷地内に埋めるという。

※字幕が表示されない場合は画面左下にある [CC ] ボタンをクリック

 

2012年1月16日に米CBSニュースが南相馬の除染の模様を取材した「南相馬の除染風景 / Decon” in Fukushima by CBS」の日本語字幕付きの映像である。

CBSのルーシー・クラフト記者が原発周辺の危険な立ち入り制限区域に入り、なかなか目にするこのとできない除染作業を取材している。

※字幕が表示されない場合は画面左下にある [CC ] ボタンをクリック

 

2012.2.17 関西テレビ「スーパーニュースアンカー」より 17分

20120217 離れるか残るか 住民たちの選択 投稿者 PMG5

 

☆学校からのおしらせ☆

●キノコ類(シイタケ)の放射生物質検査の結果について

2月3日付け厚生労働省「食品中の放射生物質検査の検査結果について(第313報)」において,国立医薬品食品衛生研究所が行った流通品の抜き打ち検査で栃木県矢板市の原木シイタケで暫定規制値を超える600ベクレルのセシウムが検出されています。つきましては,本校の給食において「シイタケ・乾シイタケ」等キノコ類については安全性が確認されるまで食材として使用しませんのでご安心ください。

目黒区立緑ケ丘小学校HP

 

ひとつ前の記事で、子供に飲ませる牛乳に対する親の厳しい視線により、
牛乳の実質基準がどんどんゼロベクレルに近づいていっている話をご紹介しました。
消費行動が業界を動かし放射能の実質基準値を下げている好例です。

誤解を恐れずに言いますが、それが可能なのは、牛乳の汚染がそれほどひどくないからです。
軒並み数百ベクレルというような汚染度ではないのです。
どんなに選んでも何十ベクレル以下のものは手に入らないというような状況ではありません。
むしろ、最も汚染されている地域でも数十ベクレルのものがたまに出る位の汚染度なのです。
このくらいならば、慎重に選べば0ベクレルは全く不可能ではありません。
ゼロベクレルの食品は十分現実的な話なのです。。

もう一度原点に立ち返って考えてみたいと思います。
(続きを読む…)

 

「牛乳は一○ベクレル、五ベクレルといった数値が(学校給食現場などで)基準になりつつあります」
子供に飲ませる牛乳に対する親の視線は厳しい。
消費者の、購買行動が放射能の実質基準値を下げているという、少しほっとするような記事です。
消費者が厳しく当たれば業界はそれに対応せざるを得ないという、好例になっています。

是非ご覧ください。東京新聞  2012.2.14

 

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