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【愛知】幼稚園給食に1400ベクレルのシイタケを使用

4月 9th, 2012 | Posted by nanohana in 1 子供たちを守ろう | 1 汚染の拡散 | 1 給食 | 1 食品

NHK 2012.4.5 より
愛知県岡崎市の幼稚園で、先月21日、給食にうどんの具として出された乾燥シイタケが、放射性セシウム1400ベクレル/kgとはげしく汚染されていたことが、県の事後検査で発覚。これを園児と教職員530人が食べている。
問題のシイタケは《茨城県から出荷され、愛知県豊川市の加工業者が仕入れ業者を通じて仕入れて、1袋500グラムに分けて販売し、合わせて30キロが岡崎市などで流通しているとみられてい》る。

元記事は NHK 2012.4.5

追記
:この記事を掲載したところ、読者の方よりお便りをいただきました。
この幼稚園をよく知る方で、園長さんが早くから子どもたちの内部被曝を気にかけて給食の安全確保にとても気をつかってきたことを教えていただきました。
そして、この園が自然保育をスタンスに他園が拒否する障害児も当たり前に受け入れる等、すばらしい教育を行っていること、それを行うためにより多忙な幼稚園業務を一生懸命こなされていること、その多忙に加えて運営者がご年配ということもあり、インターネットなどから汚染食材の情報を得る機会は少ないのではというご指摘でした。
今回の検出を受けて園長さんは次のようなコメントを出しています。
「3.14 以来、食材業者と産地特定などの細かいところまで注意してきましたので、結果については大変残念です。
今回の干ししいたけは、一般に市販されているものであり、安全だと信頼して購入したものの一つでした。
私ども一園の問題ではなく、このことを社会全体で受けとめることが大切だと思います。
みんなで子どもを守るという立場で、五感で感知が出来ない放射能としっかり向きあっていただきたいと思います。」
( 2012.4.7より引用)

シイタケなどキノコ類は全食品中でも最も汚染のおそれが大きく、また汚染の度合いも激しいものの一つですが、国や自治体の検査体制はずさんで、ほとんどノーチェックで出回っているに等しく、これまでに各地の流通品からの検出が相次いでいます。しかし、その現実への理解はあまり浸透していないようです。

このように特に汚染に注意が必要な食材を見渡すと、キノコ類や水産物からはかなりの頻度で激しい汚染が検出されています。しかも汚染品の産地は広範に広がっており、残念ながら産地から安全なものを見分けることは困難な状況です。
その他、乳製品はベクレル数はあまり高くないものの、頻繁に汚染が検出されており、製品化の過程で混ぜるという性質上、これも産地からの見分けが困難です。

従って、キノコ類・水産品・乳製品は、しっかりした事前検査の体制がないところでは、給食への使用を避けるべきです。
全国で、このことを”常識”としてゆく取り組みが必要なようです。

 

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