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TBS NEWS 2011.12.19

福島第一原発の高濃度汚染水をためる施設の近くで地下に大量の水がたまっているのが見つかりました。放射線量が高かったことから、東京電力は高濃度汚染水が一時、漏れた可能性もあるとして調べています。

 東京電力によりますと、大量の水が見つかったのは18日午前10時ごろのことで、量はおよそ230トン、水の表面の放射線量は毎時3ミリシーベルトと比較的高い値でした。その後、水の放射性物質の濃度を調べたところ、原子炉から漏れ出した高濃度汚染水ほどではなかったものの、高い値のセシウム134と137が検出されました。
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2011.12.17

ジャーナリスト鈴木智彦氏(12月15日 外国特派員協会 撮影:田野幸伸)

ジャーナリスト鈴木智彦氏(12月15日 外国特派員協会 撮影:田野幸伸)
福島第一原発で作業員として働きながら、極秘に取材・撮影を続けていた、ジャーナリストの鈴木智彦氏が開いた会見の後半をお伝えする。会見では福島第一原発内の動画も公開された。実際の作業員の働く様子や、作業後のスクリーニング(被曝量チェック)の様子も撮影されている。是非ご覧いただきたい。(BLOGOS編集部 田野幸伸) (続きを読む…)

 

2011.12.16

 

ジャーナリスト 鈴木智彦氏(撮影 田野幸伸)

福島第一原発に作業員として潜入し、働きながら隠しカメラなどで取材を行っていた、ジャーナリストの鈴木智彦氏が、著書「」の発表に併せ、外国特派員協会で会見を開いた。90分近い会見となったので、前後編でお送りする。(BLOGOS編集部 田野幸伸)

オールジャパンなんてウソ

鈴木:まず言っておきたいのは、今回の原発事故収束に対し、政府はオールジャパンで取り組むと言っていますが、現実は違います。

福島第一原発には日立・東芝が入っているのですが、日立がやっている事は東芝に知らされない、東芝のやることは日立に知らされない。独自でそれぞれ対策をやっている。協力してやれば、もっと進むのに。

原子力発電の是非はともかく、福島第一原発の現状は、はっきり言ってアウトの状態です。アメリカ軍が当初避難区域を80キロに設定しましたが、それが正し かったと思っています。数値を実測すると福島の中通りあたりは線量も高く、汚染もひどく、完全に管理区域です。一般人の立ち入りを禁止すべき場所です。に も関わらず、日本の基準はいわき市、福島市、郡山市の大都市を避難させないという前提の下で20キロに引かれたものであろうと思います。僕の取材した、全 ての原子力関係の技術者は、「本来は住んではいけない場所に住んでいる」「原発の中で生活しているのと同じ」と言っています。

付け焼刃のずさん工事

最新情報ですが、政府は冷温停止を急ぐために現場ではずさんな工事をやっている。例えば、汚染水の配管の多くはプラスチックで、とりあえずつながれている所が多い。寿命も短い、凍結の恐れもある。今、その付け焼刃の工事の尻拭いを一生懸命やっている。

原子炉が福島第一原発には6基あって、建屋が4つありますが、全てにおいて、正確なデータが取れておりません。今回IHIがようやく、2号機の確認に入る らしいですが、それでも原子炉内のペレットがどうなってるかわからないでしょう。とりあえず道路を直して、水で冷やしているのが実態。今後のメンテを考え ると、とても不安。
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2011.12.17
の記事を書いた同じ記者が、日本政府が16日に宣言する予定の「冷温停止」について、記事を書いています。九州大学の工藤和彦教授の言葉を引用し、「こんな不安定な状態を冷温停止などと呼んでよいのだろうか」と正確な疑問を投げかけています。

以下、大急ぎ私訳。(後で姑息に直すかもしれません。)

元の英文記事はこちら

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ニューヨークタイムズ
マーティン・ファクラー
2011年12月14日

Japan May Declare Control of Reactors, Over Serious Doubts
日本政府が原子炉制御成功を宣言しても、その裏には重大な疑問

TOKYO — Nine months after the devastating earthquake and tsunami knocked out cooling systems at the Fukushima Daiichi nuclear plant, causing a meltdown at three units, the Tokyo government is expected to declare soon that it has finally regained control of the plant’s overheating reactors.

東京発-壊滅的な地震と津波が福島第1原発の原子炉冷却システムを破壊し、3つの原子炉でメルトダウンを起こしてから9ヶ月、日本政府は近々、原発の過熱した原子炉を再び制御することに成功した、と宣言すると見られている。

But even before it has been made, the announcement is facing serious doubts from experts.

しかし、そのような宣言が出る前から、専門家は深い疑念を表明している。
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東京新聞 2011.12.17
 「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。
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東京新聞 2011.12.17
 本来の「冷温停止」と似て非なる「冷温停止状態」という用語を事故収束に向けたキーワードに用い、批判を浴びてきた政府。この日は、その達成を理由に「事故収束」宣言にまで突き進んだ。

 苦しい避難生活を迫られる人たちに配慮してか、サイト(福島第一の敷地)内の出来事に限っては「収束」とし、サイト外は「収束していない」という論法を持ち出した。

 確かに福島第一の周辺は、除染もほとんど手つかずで、放射性物質を含んだがれきの中間貯蔵施設の設置も具体化しておらず、収束どころではない。

 一方、福島第一の中も、とても収束とは言えないのが現状だ。日々原発を見ている現場の作業員たちは「収束などとんでもない」と口をそろえる。
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今日はエイプリルフールでしたっけ??

@yuric117「首相 冷温停止状態達成を宣言」3基の原子炉でメルトダウンした核燃料の状況が未確認、放射性物質の放出も止まらず。避難した周辺住民の帰還もめど立たず。

@idonochawan冷温停止「専門家は、国民の間で膨れ上がる事故に対する怒りを抑え込むため、そのためだけに達成宣言を行い、依然として脅威の残る原子炉の安全問題から、人々の注意を逸らしてしまうのではないか、と危惧」ニューヨークタイムズ

【英BBC】 日本は、福島を「冷温停止」宣言 – (放射能)漏れはまだ続いている。一部の地域の土壌汚染も報告され、米や牛肉、魚類等の食品にも汚染が及んでいる。また、専門家は大きな余震が襲った場合、原発が更に破損する可能性があると警告⇒ http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-16212057
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 2011.12.16

〔フクシマ・NEWS〕 英紙インディペンデント 「冷温停止状態」宣言を批判 「危険をただ棚上げ」

日本政府は間もなく「冷温停止」でない状態と「冷温停止状態」だと宣言するが、英国の高級紙、インディペンデントは16日、《危険をただ「棚上 げ」して来ただけだ(Battle to control Fukushima has just ‘stored up’ dangers )》だと批判する記事を電子版に掲げた。
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週プレNEWS2011.9.12

東日本大震災と福島第一原発事故の発生から半年が経過した9月11日、東京電力は「避難されている方々に1日も早く帰宅いただけるよう全力で取り組んでいく」とする西沢俊夫社長の談話を発表。原発事故の収束に関して、工程表の「ステップ2」の目標である「放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている状態」を来年1月までに目指すと表明した。

以前、東電が発表した1~4号機の廃炉計画では、圧力容器と格納容器すべてを水で満たし、溶け落ちた核燃料を回収する「水没法」が提案されている。しかし、そのためには原子炉施設全体に生じた無数の穴やヒビ割れをふさがなくてはならず、この前段階作業だけでも10年では終わらないと予想されている。つまり、東電が表明した目標に反し、今後も当分の間は放射能の“垂れ流し状態”が続くことを覚悟するしかないのだ。

それだけではない。実は公的機関が発表している放射線量の数値で、不可解な動きが計測されているのだ。それは、7月末から8月にかけて発生した放射線量の大幅な上昇。3月の事故直後から、事態の深刻さをネット上での論文発表などで訴え続けてきた日沼洋陽工学博士はこう解説する。

「私は福島第一原発1~3号機のいずれかで、メルトダウンした核燃料が連鎖的に核分裂する『再臨界』が発生し、4月以降では最大量の放射性物質が施設外へ漏れ出したと考えています。時期は7月28日から31日頃と、8月19日から21日頃の2回。放射物質の大量流出は、発表数値が実際よりも低めではないかと疑われている東京都や横浜市の線量測定データからもはっきりと読み取れる科学的事実です」
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nature 2011.12.15

福島第一原発を国有化せよ  平 智之、鳩山 由紀夫

平智之と鳩山由紀夫は、福島第一原発事故の真相を科学者たちが究明するためには、これを政府の管理下に置くしかないと主張する。

平 智之、鳩山 由紀夫

2011年3月11日の地震と津波に続いて福島第一原子力発電所で発生した事故は、日本と世界の原子力の未来にとって、きわめて重大な出来事である。この深刻な事故に適切に対応するためには、そこで起きたことと今も起こり続けていることを正確に把握する必要がある。

事実関係を明らかにするためには、あらゆる可能性について証拠と反証を収集し、それらを公開しなければならない。これにより初めて、世界の人々は、東京電力が策定した事故収束計画を信頼し、あるいは、それをどのように修正すべきかを判断できるようになる。

なかでも重要なのは、最悪のシナリオが現実のものとなってしまったのかどうかを知ることだ。具体的には、損傷した炉心で持続的核分裂反応が再び始 まり(再臨界)、さらなる核分裂生成物と熱損傷が生じた可能性はないのか、地震から数日後に原発で爆発が起きているが、これが核爆発で、破損した燃料棒か ら放射性金属がまき散らされた可能性はないのか、そして、溶融した燃料が原子炉格納容器の底を突き破り、環境汚染を引き起こすおそれはないのか、という問 題である。
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NHK 2011.12.14

汚染水 別の場所からも漏れる

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理装置から放射性物質を含む水が漏れていた問題で、この装置の別の場所からも水が漏れていたことが新たに分かり、経済産業省の原子力安全・保安院は、再発防止策を速やかにとるよう、東京電力に厳重に注意しました。
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毎日新聞 2011.12.
 県は9日、県営の5下水処理場の汚泥から1キロ当たり68~29ベクレルの放射性セシウムを、このうち3下水処理場からは同10~4ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。採取日は11月21日~12月1日。
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 2011.12.8

汚染水浄化後に海に放出 東電が計画

 「東京電力」は、福島第一原子力発電所に地下水が流入し続けていることを受けて、放射性物質を含む汚染水を浄化した後、海に放出する計画を立てていることがわかった。
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朝日新聞 2011.12.6

汚染水の海への流出確認 放射性物質260億ベクレル

 東京電力福島第一原発の放射能汚染水の処理施設から汚染水が漏れた問題で、東電は6日、その一部が海に流出していたと発表した。海への流出量はドラム缶1.5本分の150リットルで、含まれる放射能の総量は260億ベクレル。その大半は、内部被曝(ひばく)の際に問題になる放射性ストロンチウムという。
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 2011.12.2
 11月30日の夕方に東電は福島原発のメルトダウンの状況を発表しましたが、その前に経産省が主催するメルトダウンのワークショップが開かれました。

 ワークショップでは3つの組織がメルトダウンについてのシミュレーション結果の説明をしました。

 どういうシミュレーション・コードを使ってるかというと、東電はマープで、原子力安全基盤機構はメルコアで、エネルギー総合工学研究所はサンプソンというのを使ってます。

 シミュレーション結果は、最悪シナリオではどこもメルトダウンしてるということで、東電と原子力安全基盤機構は楽観シナリオも用意してて、それだとメルトダウンはしてないことになります。
 エネルギー総合工学研究所は楽観シナリオは示していません。

 メルトダウンしてるのは皆さんご承知ですから、それより溶融デブリがどこにあるかが気になりますよね。
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東京新聞 2011.11.30

 事故を起こした福島第1原発2、3号機の格納容器内にある燃料の損傷状況を説明する東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理=30日夜、東京・内幸町の本店

 東京電力は30日、福島第1原発1~3号機で事故により溶融した燃料は、もともとあった原子炉圧力容器から外側の格納容器に漏れ、格納容器内側の底にあるコンクリートを熱で分解、最も損傷の激しい1号機で最大65センチ侵食したとの解析結果を発表した。鋼鉄製の格納容器には達していないという。
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ニコニコニュース 2011.11.27


東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理 ニコニコニュース(オリジナル)
福島第1原発事故で溶融した核燃料は今、どこにあるのか─―。原子炉周辺が高線量であるため直接的な炉心損傷の観察ができない政府と東京電力は、 未だにこの疑問に答えられないでいる。にもかかわらず政府は「年内冷温停止状態の達成」を規定路線としており、これに対して専門家からは疑問の声が相次い でいる。こうした中、東京電力は2011年11月25日の会見で、燃料の状況や位置等に関する見解を11月30日に示すことを明らかにした。
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日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)http://www.jvja.net/ の会員5人(森住卓、豊田直巳、山本宗補、野田雅也、綿井健陽)と広河隆一(DAYS JAPAN編集長)は、3月11日の東日本大震災発生翌日(12日)から現地に向かいました。

ここにアップしたPart1では、3月12日に東京を出発して福島第一原発を目指した途中の様子です。当時のラジオ・テレビニュースが何を伝えていたのかも含めてご覧くだ­さい。

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ニコニコニュース 2011.11.18
福島第1原発3号機の設計者であり、元佐賀大学学長の上原春男氏は2011年11月17日、自由報道協会主催の記者会見に出席。上原氏は、発生当初から現在に至るまでの原発事故対策について、専門家の視点から様々な問題点を指摘した。特に、政府や東京電力などの情報開示の姿勢に対して強い疑念をあらわにし、「何を言っているのかよく分からない」と、発表内容が不明瞭であると訴えた。
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東京新聞 2011.11.19

福島第1原発2号機=4月(東京電力提供)

東京電力福島第1原発2号機で、原子炉格納容器下部の圧力抑制プールが地震の揺れで早期に損傷したか、劣化した可能性が高いとする解析結果を19日までに、原子力安全の専門家がまとめた。
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2011.11.15

福島第1原発:民間事故調が発足 来年3月までに報告書

東京電力福島第1原発事故について民間の立場で問題点を調べる「福島原発事故独立検証委員会」が発足し、委員長の前科学技術振興機構理事長の北沢宏一・東京大名誉教授と、委員会を設立した財団法人理事長の船橋洋一・元朝日新聞主筆が15日、東京都内の日本記者クラブで会見した。財団法人はこの委員会発足のため9月に設立され、複数の民間企業が出資している。来年3月までに報告書を公表、夏には英語版も出版する。船橋氏は狙いについて「原子力ムラという言葉で何でも説明できる気になるが、それでは(経済産業省の)保安院や原子力安全委員会などが、どのケースでどうチェックしたのか説明できない。誰の判断で決定されたのか一つ一つ検証していく」と話した。市民参加型の検証を目指すとしてウェブサイト(http://rebuildjpn.org/fukushima/infobox)で情報提供を呼びかけている。

毎日新聞 2011年11月15日 23時04分
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