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福島調査団 チェルノブイリの無人都市にぼう然

プリピャチ市にある遊園地跡。オープンの5日前に事故が起こり、子どもたちは観覧車に乗ることはなかった:福島民報

『ウクライナ、ベラルーシ両国は住民の帰還を目指し、公共施設などの一部で除染に取り組んだ。しかし、効果的な手法を確立することはできず時間と予算だけが費やされた』
効果的な除染はできない。
ここにはもう人は住めない。
チェルノブイリが教えている。

しかし、目の間に現実を突きつけられても、それを福島と重ねて見ることを拒否する調査団の団員。この人たちはいったい何を見に行っているのか?
『南相馬市除染対策室の横田美明さんは、市の除染計画にチェルノブイリの教訓を生かそうと調査団に加わった。しかし、具体的なアドバイスは得られなかった。「チェルノブイリと異なり、土地の狭い日本では、除染しなければ住む場所は限られる。除染のモデルをつくる必要がある」と切羽詰まった様子で語った。』

何を見ても結論は変わらないなら、調査など無意味だ。
『 住民の強制移住で無人となった168の村の名を記したプレートが今春、チェルノブイリ市の中央広場に立てられた。
視察した川内村の遠藤雄幸村長は、在ウクライナ大使館職員から立て札の意味を説明され青ざめた。人ごとではないと感じた。「川内村民は必ず帰還する。そのためには早急な除染の技術確立と実施が不可欠だ」と力を込め、国、県に強く支援を求めていく考えを示した。』
この強引な答えの出し方、
こんな行政マンに住民の命は預けられない。
国も棄民政策を採り続けているが、
福島の行政も棄民という次元では同罪なのだと、よくわかる。

除染の効果は限られている。
行政は住民の命を守れ!
一刻も早い避難を。
nanohana記
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集プレNEWS 2011.11.11
除染か避難か―。東京電力・福島第一原発事故によって放射能汚染された市町村で住民同士の対立が起きている。

除染費用は巨額だ。国が2012年度までに計上した除染費用は計1兆1400億円。だが、ある経済産業省職員が首を振る。

「1兆1400億円という数字はこれから数十年かかる除染の費用のごく一部。しかも、細野豪志環境相・原発事故担当相が除染対象地域を年間追加被曝線量5ミリシーベルト以上から1ミリシーベルト以上に引き下げたため、除染作業で出てくる汚染土も当初の試算の2倍、5600万に膨らむ。これは東京ドーム約45杯分です。この汚染土を長期保管する中間貯蔵施設の建設・維持費も含めると、除染費用はおそらく数十兆円に膨らむはずです」

このため、汚染地では今、除染ビジネスフィーバーが起きている。建設、土木、住宅業界はもちろん、造園業、清掃業、果ては便利屋などの代行業までもが公金投入で巨額の受注が見込める除染ビジネスに参入しているのだ。

計画的避難区域に指定され、全住民が村外へと避難している福島県飯舘村の20代男性村民が悲鳴を上げる。

「村役場はもちろん、村の年配住民も『除染して村に戻ろう!』と言うのですが、僕ら若い世代の意見はちょっと違う。村外に移り住みたいという声も少なくないんです。だけど、『まずは除染』の大合唱の前に、それがなかなか言い出せない。避難という言葉も『ネガティブだから使うな、保養と呼べ!』と怒られる始末です」
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河北新報 2011.11.12
 福島県南相馬市で実施された小中学生の内部被ばく量の検査結果に、保護者や学校関係者の戸惑いが広がっている。全身の体内放射線量を測るホールボディーカウンター(WBC)3台で行われたが、機種によって結果にばらつきが出たためだ。市は「緊急に治療が必要な子どもはいない」と強調するが、保護者からは「結果をそのまま信じていいのかどうか分からない」と不安を訴える声が出ている。
 検査は8~10月、南相馬市立総合病院で実施され、南相馬市の小中学生2884人が受診した。セシウム137が検出されたのは274人で、このうち9人が比較的高いとされる「体重1キロ当たり20ベクレル」を超えた。
 検査は当初、鳥取県などから借りた日本製のWBC2台を使っていたが、スピードアップのために市は独自に米国製のWBC1台を購入、9月から稼働させた。すると、稼働前は6件だったセシウム137の検出件数が274件に急増した。
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NHK 2011.11.6

福島県郡山市の幼稚園児240人余りについて、ことし6月までの1年間の体重の増え方を調べたところ、去年の同じ年齢層の4分の1程度にとどまっていたことが分かり、調査した小児科医は「原発事故で外遊びができず、食事の量が減るなどしたのではないか」として、追跡調査の必要性を指摘しています。
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10月20日の経済産業省によるニュースリリース「放射性物質放出量データの一部誤りについて」によると、
平成23年6月6日付けで発表しました「東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について」において、一部の放射性物質放出量データについて誤りが判明し、訂正することになった。

 

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除染ではなく、避難を と、書けない福島の新聞
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福島民報 2011.11.6

 政府の原子力災害現地対策本部は5日、福島市南向台地区で初の住民説明会を開き、特定避難勧奨地点の指定見送りを正式に伝えた。市は除染で放射線量を低減する方針を示したが、住民からは「なぜ被害者の住民が除染をやらなければならないのか」などと厳しい意見が相次いだ。
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NHK 2011.11.5

尿検査で7%の子ども 内部被ばく

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県南相馬市の乳幼児が放射性物質を体内に取り込む内部被ばくをしていないか、尿を検査したところ、7%の子どもから放射性セシウムが検出されました。検査を行った会社では、健康に影響が出るような内部被ばくはなかったとしています。
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東京新聞 2011/10/31
チェルノブイリ原発事故(一九八六年)から二十五年。周辺の汚染度は今も高 く、放射性物質による健康被害も続く。事故現場に近いウクライナ・ジトミール 州ナロジチ地区を三十回以上訪れ、支援するNPO法人「チェルノブイリ救援・ 中部」(名古屋市)の河田昌東(まさはる)理事(71)に、福島第一原発事故 との共通点や今後起こり得る事態を聞いた。 (蜘手美鶴)
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2011.10.29

明日(30日)夜放送のETV特集、
「果てしなき除染 〜南相馬市からの報告〜」が完成した。
がつんと手応えのある番組に仕上がったと自負しているし、
ぜひ見ていただきたいと思うのだが、
作った人間としては複雑な思いがあるのが正直なところだ。 
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現代ビジネス フライデー 2011.10.28

手前は白骨化した牛の死骸。エム牧場の敷地面積は30haあり、原発事故前は約330頭放牧されていたという

私は、福島県双葉郡浪江町にある「エム牧場浪江農場」に向かっていた。東京電力福島第一原発から約14kmの地点にある同牧場は、政府が定めた 「警戒区域(20km圏内)」に入っている。しかし、そんなエリアで、今も牛を育てている人がいる。農場長の吉沢正己さん(57)だ。

菅直人前政権は5月、警戒区域に残る家畜を、所有者の同意を得てすべて殺処分する方針を福島県に通知した。しかし、同意した所有者は3分の1程度だ。吉沢さんも必死になって、牛たちを生かすことを考え続けてきた。

そして7月下旬、「希望の牧場~ふくしま~プロジェクト」という支援プロジェクトが立ち上がった。警戒区域の家畜たちを生かす方法として、「放射能災害の予防に貢献するための学術研究目的ならできるんじゃないか」との話が出てきたのだ。吉沢さんも発案者の一人である。
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この記事はサーバーよりの削除要請により削除しました。
サーバーへは朝日新聞社が削除を要請したそうです。

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