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毎日新聞より
石丸隆・東京海洋大教授(海洋環境学)らの調査で、福島県いわき市の沖合約10キロ地点の海底生物から高い値のセシウムが検出された。
・オカメブンブク(ウニの仲間)から1キロ当たり854ベクレル
・ゴカイ類から同471ベクレル など

水産庁などの調査では、福島県沖で採取されたシロメバルから同1920ベクレル、ヒラメから同4500ベクレルが検出されている。

《食物連鎖で海洋生物の間に放射性物質が蓄積していった証拠として注目される。》とし、
《石丸教授は「魚類の餌が汚染されているとなれば、福島県沖での漁再開は今後1、2年は難しいのではないか」と指摘する。》

この記事は   2012.3.22

 

 

放射能汚染が懸念される瓦礫の受入問題が全国規模で起きている。
大まかな図式は、「瓦礫を広域拡散させたい国」+「瓦礫を受け入れたい自治体」対「放射能の拡散することになる瓦礫受入と焼却に反対する市民」という図式である。

しかし徳島県ではどうやらこの立場が逆なのである。

徳島県のホームページ内に「ようこそ知事室へ」という県民からの意見に対して返答するコーナーがある。
ここに「放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖」というタイトルの瓦礫受入を推奨する意見が寄せられた。

 

—以下 意見 全文———————————————–

放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖

東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されていない。東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んで
いるからだ。ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を真に受けて、自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、恥を知れ!!
徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか? 情け無い君たち東京を見習え。

—————————-転載終了———————–

 

これにたいし県の環境整備課からの回答が以下である。
とにかく素晴らしいので一読されたし。

 

—以下 回答 全文———————————————–

貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。

このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。

こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。

しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。
(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において処理すべきであると政策提言しております。)

放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)

ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)

ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。

例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。

また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えた事件がございました。

徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。

もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。

ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。

われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。

—————————-転載終了———————–

まさに瓦礫受入に対し疑問を持ち、反対している人々の考えであり、主張を徳島県の環境整備課、つまり公の意見として言ってくれている。

これは瓦礫受入への大きな楔になる出来ごとである。
是非拡散を。

→ 徳島県ホームページ

 

2012年3月14日

東京新聞が伝えたところによると、東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出され地面に降り積もった放射性物質が、事故から3ヵ月後の昨年6月頃にはほとんどが地表5センチ程度の浅い場所にとどまっていたのが、1年後の現在では地中30センチの深さまで浸透している可能性があるとの推定を、日本原子力研究開発機構のチームがまとめたということである。

日本原子力研究開発機構幌延深地層研究ユニット(北海道幌延町)の佐藤治夫研究員は、時間が経過するほど放射性物質は深く浸透し、除染で取り除土壌が増え、地下水に入り井戸や河川に流れ込む危険性があると警告しているという。

→元記事 東京新聞 地中30センチにまで浸透か 放射性物質、除染に影響

 

追記:原材料の梅に群馬産が混入したようです。
詳細はこちら → 生活クラブHP

Mercuryが伝えるところによると、奈良県の農悠舎王隠堂製造の梅干からセシウム48ベクレルが検出されている。
梅干の原料の梅は、奈良県・和歌山県・三重県産で、
シソは、奈良県・和歌山県・滋賀県産、
塩は、沖縄県産という。

これまで福島県産等の梅から、高レベルなセシウム汚染が検出されており、梅は汚染されやすい農産物の一つといえるが、福島から遠く離れた紀伊半島産からの検出は衝撃的だ。
紀伊半島は梅の代表的な産地であり、詳しい調査が望まれる。

この情報は
→ 奈良県で加工の小梅干し(しそ漬)から48ベクレル/kgのセシウム Mercury 2012.3.1
→ 王隠堂の商品の原材料産地 Mercury 2012.3.2

 

「沖縄県の仲井真弘多知事は、26日夜行われた首相との会食の席で、岩手、宮城両県の震災がれき受入れに応じても良い旨、首相に伝えた」と報じられているが、沖縄県各地のがれき受入対応についての回答は以下のとおりである。

沖縄県各市のがれき受け入れ対応

沖縄県各市のがれき受け入れ対応

 

2012年2月23日に福島民報が伝えたところによると、福島県は平成24年度から、干ばつなど森林生産活動を通じた森林除染に着手するという。
そして、注目なのは伐採した木を復興建築資材に回し、残材を木質バイオマス燃料に活用するというのだ。

スギの花粉でさえ数万ベクレルの汚染があると文部科学省が公表しているが、伐採された木の汚染はどれくらいのレベルなのか。

その利用に関して多くの議論が巻き起こることは避けられないだろう。

元記事は 福島民報 2012年2月23日

 

2012.2.25 によると

山崎製パンこだわりパン工房「もっちパン」1キログラム当たり約300ベクレルの放射性物質が検出されている。

製造所固有記号は「YY2」で、
山崎製パン横浜第二工場(神奈川県横浜市都筑区)で作られたもの。

同サイトは、麦はコメより汚染が激しく注意が必要と呼びかけている。

この情報は
2012.2.25

 

ヤマメ 栃木県粟野川 248ベクレル、渡良瀬川 162・6ベクレル、箒川 106・1ベクレル、秋山川 42・3ベクレル、武茂川 15・5ベクレル

ワカサギ 長野県 42ベクレル

イワシ煮干 香川県伊吹島 6ベクレル (出典②)

のり 千葉県 8ベクレル (出典②)

サツマイモ 千葉県 3ベクレル

イノシシ 茨城県石岡市 230ベクレル

出典
厚労省 食品中の放射性物質の検査結果について(第329報) 2012.2.21
自治体が公表した放射性物質の検査結果
北海道、山形県、茨城県、栃木県、群馬県、柏市、横須賀市、藤沢市、相模原市、新潟県、長野県、名古屋市、京都市、大阪府、大阪市、西宮市、鳥取県、徳島県
pdfがダウンロードできます

出典②
東都生協自主検査 2012.2.13 pdf

関連記事

「ヤマメから100ベクレル超セシウム 粟野川など…栃木」 読売新聞 2012.2.22

 

2012年1月16日に米CBSニュースが南相馬の除染の模様を取材した「南相馬の除染風景 / Decon” in Fukushima by CBS」の日本語字幕付きの映像である。

CBSのルーシー・クラフト記者が原発周辺の危険な立ち入り制限区域に入り、なかなか目にするこのとできない除染作業を取材。

積み上げられた枝や伐採した木を詰めたフレコンパックと、高レベル汚染度の入ったフレコンパック。 廃棄する場所がないために、除染現場である小学校の敷地内に埋めるという。

※字幕が表示されない場合は画面左下にある [CC ] ボタンをクリック

 

2012年1月16日に米CBSニュースが南相馬の除染の模様を取材した「南相馬の除染風景 / Decon” in Fukushima by CBS」の日本語字幕付きの映像である。

CBSのルーシー・クラフト記者が原発周辺の危険な立ち入り制限区域に入り、なかなか目にするこのとできない除染作業を取材している。

※字幕が表示されない場合は画面左下にある [CC ] ボタンをクリック

 

☆学校からのおしらせ☆

●キノコ類(シイタケ)の放射生物質検査の結果について

2月3日付け厚生労働省「食品中の放射生物質検査の検査結果について(第313報)」において,国立医薬品食品衛生研究所が行った流通品の抜き打ち検査で栃木県矢板市の原木シイタケで暫定規制値を超える600ベクレルのセシウムが検出されています。つきましては,本校の給食において「シイタケ・乾シイタケ」等キノコ類については安全性が確認されるまで食材として使用しませんのでご安心ください。

目黒区立緑ケ丘小学校HP

 

全ての検体からセシウム検出。こんな壮絶な表はあまり見たことがありません。
500ベクレル以下は「適合」となっていますが、わたしには適合しません。

栃木県のHP 2012.2.15 より

いたけ

単位:Bq/kg

【2月6,7日採取分】

No. 品目 市町村 放射性セシウム 放射性ヨウ素 備考
1 原木生しいたけ(施設) 矢板市 適合 123 適合 不検出
2 矢板市 不適合 561 適合 不検出
3 矢板市 適合 11.6 適合 不検出
4 矢板市 適合 428 適合 不検出
5 日光市 適合 39.5 適合 不検出
6 益子町 適合 154 適合 不検出
7 足利市 適合 86.0 適合 不検出
8 栃木市 適合 173 適合 不検出
9 佐野市 適合 2.38 適合 不検出
10 小山市 適合 130 適合 不検出
11 壬生町 適合 82.1 適合 不検出
12 野木町 適合 1.74 適合 不検出
13 岩舟町 適合 49.9 適合 不検出
暫定規制値(きのこを含む野菜類) 500 2,000

(続きを読む…)

 

「福島はいま、どうなっているのか」中手聖一 抜粋版 4分

全てご覧になられたい方はこちらにどうぞ→ http://www.ustream.tv/recorded/19820683

 

追記:春日井市に問い合わせたところ、給食に使われる予定だったセシウム汚染されたスキムミルクのメーカーは全国酪農業協同組合連合会(全酪連)と分かりました。また、産地は東北・関東・東海の混合ということで特定できませんでした。同スキムミルクは流通していると思われるので、他校などでも使用される可能性があります。

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春日井市学校給食に使われているスキムミルクから16.8ベクレルのセシウムが検出されています。
検査食材の試料採集場所は岩手県二戸市となっています
当初、春日井市ではこの汚染食材を、16日に使用するとしていたようですが、
問い合わせが多かったのでしょうか、その後、使用を中止することにしたようです。

春日井市教育委員会は、この食材の産地とメーカーを公表するべきでしょう。

お問い合わせ先

教育委員会学校給食センター 電話:
メールでのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。


クリックで拡大

この情報はtwipic nao(脱原発に一票) 2012.2.14

(続きを読む…)

 

福島市の3000ベクレル/kgの切干大根だが、原料のダイコンは汚染されていなかった。屋根の上で干している間に汚染されたという。
いつごろ干していたのか不明だが、フレッシュなやつが飛んできたのだろう。洗濯物とかも不安になる。マスクはもちろん必要だ。
テレ朝ニュース 動画 34秒

 

ひとつ前の記事で、子供に飲ませる牛乳に対する親の厳しい視線により、
牛乳の実質基準がどんどんゼロベクレルに近づいていっている話をご紹介しました。
消費行動が業界を動かし放射能の実質基準値を下げている好例です。

誤解を恐れずに言いますが、それが可能なのは、牛乳の汚染がそれほどひどくないからです。
軒並み数百ベクレルというような汚染度ではないのです。
どんなに選んでも何十ベクレル以下のものは手に入らないというような状況ではありません。
むしろ、最も汚染されている地域でも数十ベクレルのものがたまに出る位の汚染度なのです。
このくらいならば、慎重に選べば0ベクレルは全く不可能ではありません。
ゼロベクレルの食品は十分現実的な話なのです。。

もう一度原点に立ち返って考えてみたいと思います。
(続きを読む…)

 

「牛乳は一○ベクレル、五ベクレルといった数値が(学校給食現場などで)基準になりつつあります」
子供に飲ませる牛乳に対する親の視線は厳しい。
消費者の、購買行動が放射能の実質基準値を下げているという、少しほっとするような記事です。
消費者が厳しく当たれば業界はそれに対応せざるを得ないという、好例になっています。

是非ご覧ください。東京新聞  2012.2.14

 

2月13日に福島県が発表した福島市内の「定時降下物環境放射能測定結果(暫定値)(第47報」に以下のような文章が掲載されている。

 土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際は、マスクの使用や帰宅後のうがいなどに心がけましょう

土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際は、マスクの使用や帰宅後のうがいなどに心がけましょう

福島県が、少なくとも福島市内では土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際はマスクを着用しようと言っているのである。

→ 元データ / PDF

(続きを読む…)

 

 

文部科学省が公表している福島市方木田地内にある福島県原子力センター福島支所で採取された試料のゲルマニウム半導体検出器での定時降下物環境放射能測定結果。 2月11日9時~2月12日9の測定結果が、前日の2月10日9時~2月11日9時の測定結果であるセシウム134 4.45MBq/km2、セシウム137 6.46MBq/km2から、合計で約21倍にあたる、セシウム134 98.2MBq/km2、セシウム137 139MBq/km2に上昇していることが分かった。

 

定時降下物環境放射能測定 グラフ

定時降下物環境放射能測定 グラフ

福島第一原発現地では、2号機の格納容器底部の温度が2月1日頃から徐々に上がり始める現象が観測されており、2月11日の前後では70度~75度まで上昇している。

 

福島第一原発 2号機 原子炉の温度推移グラフ

福島第一原発 2号機 原子炉の温度推移グラフ

 

しかし、東京電力は記者会見上で温度上昇は計器の故障であり信憑性は低いと発表している。

→ 2号機 温度計の故障含め監視 [NHKニュース]
→ 2号機原子炉温度計「確実に故障」…回路に異常 [読売新聞]

 

しかし、2号機の温度上昇とともに福島市内への放射性物質の降下量は増量しているという計測結果がある。

(続きを読む…)

 

 福島県は12日、福島市の農家で収穫した大根を加工し、市内で販売した切り干し大根から3000ベクレル/kgのセシウムを検出と発表。
原材料の大根からはセシウムが検出されておらず、加工中に汚染された可能性がある。

この切干大根はJA新福島の5ヶ所の直売所で販売されており、すでに102袋が販売済み。
販売されたのは農産物直売所「ここら」吾妻▽黒岩▽清水▽大森▽矢野目の5店。
購入者に食べないことと回収を呼びかけている。
連絡・問い合わせは、JA新ふくしま直販課(024-553-3657)

情報源は
  2012.2.12
産経新聞  2012.2.12

 

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