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原発被害、全額賠償を 双葉郡住民が決起大会 いわき

12月 5th, 2011 | Posted by nanohana in 1 福島を救え | 1 補償 | 2 アクション・選挙・住民投票 | 3 政府の方針と対応 | 3 東電 電力会社 原子力産業

河北新報 2011.12.4

完全賠償を求めて「頑張ろう」と気勢を上げる双葉郡の住民たち

 東京電力福島第1原発事故で避難生活を強いられている福島県双葉郡8町村の町村会が3日、「原子力被害の完全賠償を求める総決起大会」をいわき市で開いた。「われわれは世界最大の被害者」とする大会決議を採択し、政府と東京電力に早期救済を求めた。
 住民約1400人が参加。双葉地方町村会長の井戸川克隆双葉町長は「加害者が作った様式での賠償はおかしい。被害者の権利として東電に被害全額の賠償を請求する」とあいさつした。

 農林漁業やPTA関係者が被害の現状、国や東電への要望を語った。浪江町で小学校のPTA会長をしていた佐藤博美さん(41)は、山形県中山町での避難生活を報告。「子どもたちを守るため、故郷に帰りたくても帰れない。子どもたちの精神的肉体的な苦痛や影響に、国や東電は責任を取るべきだ」と訴えた。
 大会決議は、完全賠償や原子力損害賠償紛争審査会委員への双葉住民の参加などを求める内容。井戸川会長が平野達男復興対策担当相に決議文を手渡した。
 大会には東電の西沢俊夫社長も呼ばれ、生活再建の完全実施などが盛り込まれた要求書を松本幸英双葉地方町村議会議長会長から受け取った。西沢社長は「事故で大切な古里を汚し申し訳ない。収束・賠償に全社一丸で取り組む」と応じた。

河北新報

 

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