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国士舘で学祭中止に 欠けた日の丸のポスターとシンポジウムへの批判受け

10月 30th, 2011 | Posted by nanohana in 3 マスコミ・報道 | 7 社会

この学校も、それを伝える新聞も、旗の図柄が欠けることは気になるらしいが、表現の自由を侵すことは気にならないらしい。

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産経新聞 2011.10.30


国士舘大学21世紀アジア学部祭のチラシ

国士舘大学(東京都)の21世紀アジア学部が企画した学部祭「Asia21」の告知ポスターとチラシに、国旗の一部が欠けた図柄が使われていたことが学内で問題となり、29日に予定していた学部祭が取りやめになったことが分かった。

問題の図柄は、大学の発注で外部のデザイナーが制作。日中韓の各国旗を使い3カ国の関係をジグソーパズルで表現しているが、日章旗の一部のピースが外れて飛び出し「日の丸」が欠けていた。

学部祭は「東アジアの連携を求めて」をテーマに、同学部の教員らが企画。ポスターとチラシは計約2千枚が印刷され、10月上旬から学内や小田急線の電車内、沿線の駅などに張り出された。

学内でチラシを見た同大学の男子学生(20)が「国旗の冒涜(ぼうとく)に当たるのではないか」と、質問状を提出した。学生は、学部祭のメーンイベントで あるシンポジウムが、中韓の有識者のみを招いた対談となっており、日本人有識者の出席予定がないことも指摘。「日本の立場を説明できる識者が登壇しないの では議論にバランスが取れないのではないか」と訴えた。

大学によると、他にも複数の意見が寄せられたという。開催を主張する意見もあったが、20日になって、茶道などシンポジウム以外のイベントも含めて学部祭の中止を決めた。

学部祭実行委員長の原田信男教授は「さまざまな意見が寄せられており、混乱を避けたいという判断から、残念だが中止を決めた。国旗を侮辱する意図はなく、あと1ピース頑張れば3国が連携できるという意味だった。シンポジウムの前には、日本人研究者の講演も予定していた」と説明している。

中止の決定に、問題を指摘した学生は「チラシの撤去は当然だと思う」としたうえで、「シンポジウムで、問題点を議論する方法もあった。全ての催しをやめる必要があったのか」とも話している。

同学部は平成14年に設置され、中韓両国を中心にした留学生400人を含めた約2000人が在籍している。

日本では、外国国旗への侮辱を罰する「外国国章損壊罪」(2年以下の懲役か、20万円以下の罰金)があるが、自国国旗への侮辱を取り締まる法律がない。

日本大の百地章教授(憲法学)は「国民の国旗に対する意識の表れが法制度にも出ている。今回は国旗そのものを傷つけたわけではないが、自国、他国を問わず尊重するのが国際常識で、不適切に扱う風潮を防ぐため、国旗損壊に対する刑法を整えるべきだ」と指摘している。

産経新聞

 

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