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米紙「福島に比べればスリーマイルは公園の散歩」

4月 23rd, 2011 | Posted by nanohana in 4 原発の作業現場 | 4 福島第一原発の状態

産経 2011.4.24 14:02

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、福島第1原発の除染や密閉などについて、1979年の米スリーマイルアイランド原発事故のケースよりも長く困難な作業が待ち受けているとの記事を掲載した。スリーマイル事故後に作業に当たった複数の関係者の話を引用した。

関係者らは、短期的には「数週間で雨期(梅雨)が来て、より多くの汚染水が周辺環境に流れ出る可能性がある」として、水素爆発で破壊された原子炉建屋の修 復に残された時間は少ないと指摘。また、放射線量が非常に高く、重圧下での長期の作業となるため、熟練作業員の数の確保に注意を払う必要があるとした。

スリーマイル事故後の現場の放射線量は、米原子力規制委員会(NRC)が定める「1年間の上限を1分間で浴びる」ほどの高レベルだったという。

また、福島では建屋を修復し、燃料棒抜き取りのためのクレーンを修理・設置する必要があるが、建屋を再建する必要がなかったスリーマイル原発でもクレーン設置までに5年かかったという。

スリーマイル事故の初期除染作業に関与した当時の技術者は「(スリーマイルでの作業は)福島の状況に比べれば、公園を散歩するようなものだった」と述べ、福島原発での作業ははるかに困難だとの見方を示した。

ただ、関係者らは、福島での作業について、スリーマイルなど過去の経験を応用できる可能性にも言及した。(共同)




 

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