地球と7代先のこどもたちを元気にしてゆく情報発信サイト
Header

福島原発事故 小出氏が問いかける〈私たちの責任〉

9月 1st, 2011 | Posted by nanohana in 1 放射能汚染 | 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 利権・推進派・御用学者 | 3 政府の方針と対応 | 5 オピニオン

JANJAN blog 8月30日

8月27日(土)、都内で行われた第2回「核・原子力のない未来をめざす市民集会」で京都大学原子炉実験所の小出裕章氏が講演をおこなった。

講演中の小出氏。700人以上の参加者が小出氏の語る一言ひとことに耳を傾けた。(撮影・三上英次 以下同じ)

◇◆◇日本は法治国家なのか?◇◆◇

――今回の原発事故の放射能汚染について、本来は福島県の東半分、宮城県南部、茨城県や栃木県北部などを放射線管理区域(注: 「放射線業務従事者」がどうしても仕事上入らなければならない時だけに限って入る場所。病院のX線撮影室など)にしなければならないほどの汚染を受けまし た。

それは、チェルノブイリ事故の避難基準を適用すれば琵琶湖の2倍の広さ、日本の法令を厳密に適用すれば福島県全域に匹敵する地域を放棄しなければならないほどの汚染だという。

そのような甚大な被害を出した原発事故への対応について、政府は場当たり的に被曝許容量などを変更している。そうした政府の対応について、小出氏は「日本は本当に法治国家でしょうか?」と疑問を投げかける。

――たとえば国民が法律を破ると、国家はその人間を罰します。それなら、同じように国家が法律を守るのも最低限の義務のはずです。

日本には「一般人は年間1ミリシーベルト以上の被曝をしてはいけないし、させてもいけない」という法律があるのです。放射線管理区域から1㎡あたり4万ベクレルを超えて放射能で汚れたものを管理区域外に持ち出してはならないという法律もありました。

ところが、政府(国)は、それらの法律をすぐに反故(ほご)にして、一切の謝罪もなく人々を被曝させたのです。被曝は、あらゆる意味で危険であり、被曝すれば必ず健康に被害が出ます ・・・

 

講演の中で、放射能で汚染された食べ物を食べよう と言われていますが、なぜそんなことを考えるのか疑問です。何も良いことはないと思います。大人と子どもの食べるものを分けてつくるなんて現実にはあり得ないという主婦の声も聞きます。



 

You can follow any responses to this entry through the You can leave a response, or trackback.

One Response

  • 坂東 日出人 says:

    私も歳だけは小出先生より少し上だが、原発を必要悪と見逃してきた責任はあると思う。汚染の少ない食い物は若い者にゆずって、死ぬ前にはガンで痛い目に遭うのも止む得ないかと思う。
     それにしても放射能の放出に何の対策もとれずに、国民に被曝を強いる政府は何の為に存在しているのだろうか。

    返信


Leave a Reply

Bad Behavior has blocked 160364 access attempts in the last 7 days.