地球と7代先のこどもたちを元気にしてゆく情報発信サイト
Header

“やらせ質問”の次は“やらせ人事”か 経産省幹部3人の更迭問題を考える

8月 5th, 2011 | Posted by nanohana in 3 今後の電力・原子力政策・行政 | 3 政府の方針と対応 | 5 オピニオン

ダイヤモンド・オンライン

岸博幸のクリエイティブ国富論
【第149回】 2011年8月5日
岸 博幸 [慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授]

 

海江田大臣が経産省の幹部3人の更迭を発表しました。その前には、細野原発担当大臣が保安院を経産省から分離して環境省の外局にする意向を示しましたが、こうした動きはどう評価すべきでしょうか。

出来レースのやらせ人事は評価に値しない

経産省の松永事務次官、細野資源エネルギー庁長官、寺坂原子力安全・保安院長という3人の幹部の更迭については、決して評価できないと思います。 むしろ、この人事は海江田大臣の政治決断でも何でもなく、むしろ官僚と一緒に考えた組織防衛のための人事と見るのが正しいのではないでしょうか。

官邸(菅首相とその周辺)は、原発事故などの責任という観点からこれらの幹部の更迭を狙っていたと聞きます。しかし、経産省の官僚の側からすれ ば、組織の人事にまで政治に手を突っ込まれるのは当然避けたいので、官邸にやられる前に機先を制して、経産省に対して理解のある海江田大臣のイニシアティ ブとして発表してもらった、と見るべきだからです。

実際、この人事は経産省の官僚にとって損するものではありません。そもそも更迭される3人は、この夏の定期人事異動で辞職となっていておかしくな い人たちばかりでした。それが震災で人事凍結という方針が官邸から出されて残留していただけであることを考えると、更迭でも何でもありません ・・・

この記事はこちら ダイヤモンド・オンライン




 

You can follow any responses to this entry through the You can leave a response, or trackback.

Leave a Reply

Bad Behavior has blocked 2784 access attempts in the last 7 days.