研究者や個人などの調査で自治体が発表しているよりもかなり高い数値が出てきています。いずれもセシウム134とセシウム137の合計値です。
先日報道された埼玉県三郷市内の小学校周辺で89万7780Bq/㎡と
そして、神奈川県横須賀市の14万5340Bq/㎡
同じく神奈川県港南区港南台南公園の4万7420Bq/㎡
をご紹介します
下記はチェルノブイリの避難区域の数値です。これはセシウム137のみのカウントですので、単純に比較は出来ませんが、参考までに。
55万5千Bq/㎡以上 強制移住、義務的移住ゾーン
18万5千Bq/㎡以上 希望移住ゾーン
3万7千Bq/㎡以上 放射線管理区域
今後、各地の土壌調査の集計をしているの集計結果などが注目されます。
下記に出てくる調査では、1キログラムあたりのベクレル数(Bq/kg)という単位を使っていますが、チェルノブイリなどとの比較でよく見かけるのは1平方メートルあたりのベクレル数という単位(Bq/㎡)です。ここでは換算してBq/㎡を使うことにします。
(Bq/kg に65をかけるとおおむね Bq/㎡になります。出典は自由報道協会のHP)
いずれもセシウム134とセシウム137の合計値です。
埼玉県三郷市の89万7780Bq/㎡(1万3812Bq/kg)
小学校周辺で1.86マイクロシーベルト 神戸大大学院教授が調査 三郷
三郷市内の小学校周辺で大気中の放射線量が毎時一・八六マイクロシーベルトとなり、その土壌から一キログラム当たり一万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したことが五日、山内知也・神戸大大学院教授(放射線計測学)の調査で分かった。
市内の児童の保護者らが、山内教授に調査を依頼した。六月十九日、市内の小学校と幼稚園の周辺、公園など計三十二カ所で放射線量を測定。調査した 小学校二十二校のうち、一校の正門前で毎時一・八六マイクロシーベルトを記録。この学校近くの農業用水路脇の土壌を調べた結果、一万三八一二ベクレルの放 射性セシウムが検出されたという。
山内教授は「天然の濃縮作用と考えていい。東北・関東の各地で予期しないところに高い濃度の汚染が生じている可能性がある。高い汚染が見つかった場合はなるべく早く除去することが望ましい」と話している。
◇
三郷市民などでつくる市民団体「放射能から子ども達(たち)を守ろう みさと」(会員約七十人)のメンバーは五日、綿密な調査や子どもの被ばくを少なくする措置などを求める要望書を市に提出した。
事務局の名取知衣子さん(37)は「子どもたちを守るためにより綿密な調査が必要と感じている」と話した。 (大沢令)
というブログを書いていらっしゃる個人の方の自宅庭の土壌調査です。

さて、試料を検査機関へ送付するお話しをしましたが、結果がでました。
セシウム134:1,051Bq/kg
セシウム137:1.185Bq/kg
134+137 :2,236Bq/kg
正直、かなり高い値が出てしまいました。
自分の中では「出るだろう」とは思っていましたが、一ケタ小さい値だと勝手に想像してました。
なので、今のところ戸惑ってます。
港南区港南台南公園の土壌検査結果 4万7420Bq/㎡(728Bq/kg)
港南区港南台南公園の土壌検査結果(6/5採取)
●検体:港南区港南台南公園の公園の土
ヨウ素 : ND(検出なし/検出限界1Bk/kg)
セシウム134 : 443 Bq/kg
セシウム137 : 285 Bq/kg
(セシウムは、合算で 728bq/kg)
港南台の公園の空間線量参考値はこちら↓
港南台南公園エリアの空間線量測定はこちら
港南台北公園エリアの空間線量測定はこちら
参考までに自治体の調査を数例あげておきます
それぞれ複数調査箇所の中での最高値でこの値です。
1万1895Bq/㎡(183Bq/kg)
7150Bq/㎡(110Bq/kg)
千葉県船橋市
9万7565Bq/㎡(1501Bq/kg)
東京都品川区
6695Bq/㎡(103Bq/kg)
東京都武蔵野市
5863Bq/㎡(90.2Bq/kg)
0.13Bq/㎡未満 (0.002Bq/kg未満) この数値は自然放射能より低い!?
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