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福島原発周辺のチョウに異常が-琉球大学の研究チームが発表

8月 29th, 2012 | Posted by nanohana in 1 体への影響と防御

福島第一原発事故の放射能による影響で、周辺の蝶に異常が出ているという。
琉球大学の大瀧丈二准教授らの研究チームが科学誌「ネイチャー」のサイトに発表した。

それによると、幼虫の段階で被ばくしたヤマトシジミの12%に、羽が小さかったり、目が陥没していたりする異常が見られた。

ヤマトシジミ写真

ヤマトシジミ

これらの異常は、放射性物質の影響で遺伝子が傷ついたことが原因で、次の世代に引き継がれてゆくという。
実験室で行われた交配実験では、2代目の異常率は18パーセントに、さらに健康な蝶と掛け合わせた3代目の異常率は34%へと上昇。

また、福島事故の6ヶ月後、新たに福島周辺で採集した240匹のヤマトシジミには52%もの異常が見られた。

大瀧准教授は、
「この調査結果は、簡単に他の種や人間に置き換えることはできない」として、他の種での研究も計画中という。

この記事は
livedoorニュース 2012.8.29

元の論文(英語)は
nature :Scientific Reports 2012.8.9
目の陥没ほか異常の写真多数。


 

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