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NHK対「原発推進」団体 浮上した「低線量被ばく」問題:毎日新聞特集ワイド

2月 18th, 2012 | Posted by nanohana in 3 マスコミ・報道 | 3 利権・推進派・御用学者 | 3 東電 電力会社 原子力産業 | 3 隠蔽・情報操作と圧力

被ばく量が生涯100ミリシーベルト以下ではがんなどが発症する明確な根拠はないという国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告は、日本政府が放射能の国内基準を決定する際の最大の論拠となっている。
NHKが昨年12月28日に総合テレビで放送した「追跡!真相ファイル『低線量被ばく 揺らぐ国際基準』」は、このICRP勧告に疑問を投げかけて大きな反響を呼んだ。

このNHKの番組に対し、「原発推進」を唱える3団体から理不尽なクレームが寄せられているという。これらの団体メンバーには、政・財・官・学のいわゆる「原子力ムラ」のOBらが顔をそろえ、これまで原子力安全神話を振りまいてきた当事者であるにもかかわらず、何ら福島原発事故への反省の弁もなく、ただ言いがかりのような噛み付き方をしている。
毎日新聞はこれを取り上げ、「細かな点を突っ込み、報道する側に『面倒くさい』と思わせ萎縮させるような空気を醸し出す。しかし自らは原発事故の総括もない。懲りていませんね」と批判。

報道機関は連携して、一斉に闘うべきであり、専門家の権威を恐れて沈黙していては、今後も原子力ムラに利用されるだけになる。メディアが試されていると他報道機関にも呼びかける。
これまでの原子力基準への疑問を投げかけたNHKの番組への、理不尽な横槍を許さないという姿勢を打ち出した、力の入った特集だ。

毎日新聞の記事は  2012.2.16
《そもそも科学とは誰の、何のためにあるのか。報道とは誰のための営みか。
 こうした原点が改めて問われている。 》

 

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