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【静岡】 島田市が震災がれきを試験溶融 来月中旬にも市民に公開で   線量基準 独自に設定

1月 29th, 2012 | Posted by nanohana in 3 利権・推進派・御用学者 | 3 首長、自治体 | 4 核廃棄物 がれき 汚泥

中日新聞 2012.1.28

 東日本大震災で被災した岩手県大槌、山田両町のがれき(木材)受け入れ問題で、島田市は27日、本格受け入れの前段階として試験溶融を実施すると発表した。早ければ2月中旬にも市民に公開して行う。

 市は受け入れに当たり、被災がれきの放射線量の安全基準を独自に設定。搬入は人に影響がないとされる1キロ当たり100ベクレル以下、最終処分場で埋める処理灰は、茶葉の暫定規制値と同じ同500ベクレル以下とすることも明らかにした。桜井勝郎市長は同日、市のごみ処理施設がある伊太区自治会役員と面談し、要望書と質問状を受け取った後、記者団に「了解は取っていないが、ノーももらっていない。市の判断、責任で試験溶融する」と語った。

 試験溶融実施に向けて近く岩手、静岡両県、静岡県と島田市で覚書を交わし、それぞれの間でがれき処理の委託契約を結ぶ。

 国と県の調査では被災した両町のがれきの放射線量は80ベクレル以下。島田市の受け入れは、国が進める広域処理の一環だが、本格受け入れは、東北、関東以外の自治体では実施例がない。

 試験溶融を決断した理由について、桜井市長は「地元説明会を重ね、大半の市民は賛成している」と説明。ただ一部の強い反対には「試験をやらないとデータが出ない。それで誠意を持ってお示ししたい」と述べた。

 一方、同市阪本の最終処分場に関しては「試験の処理灰は埋めない。しばらく市民に公開し、線量計で測ってもらう」とし、反対する地権者には「(国が基準とする)8000ベクレル以下なら拒否しても埋めることはできるが、したくない」と語り、試験結果を踏まえてあらためて理解を求める考えを示した。

この記事は  中日新聞

 

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