各地でオーロラ 太陽フレア、8年ぶり巨大太陽嵐の影響
1月 26th, 2012 | Posted by in 8 自然AstroArts 2012.1.25
1月24日にノルウェーのGrotfjordで撮影されたオーロラ。その5日前に発生した太陽フレアによるもの。クリックで拡大(提供:Bjørn Jørgensen)
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ナショナル・ジオグラフィック 2012.1.26
フィンランド、イバロの雪の森に、上空から色とりどりの剣が突き刺さろうとしているようだ。1月22日撮影。 NASAの衛星が19日、太陽表面で活動が活発ないくつかの領域でフレアとコロナ質量放出(CME)の発生を観測した。これが引き金となり、数日後に地球 で一連のオーロラが出現した。この写真のオーロラもその1つだ。
写真を撮影したアンディ・キーン氏は、「夜7時頃、泊まっていたゲストハウスの上の夜空が見事なオーロラで明 るく彩られた。オーロラは数時間続いた」と、Webサイト「SpaceWeather.com」に書いている。「気温はなんと摂氏マイナス25度まで下 がった。レンズは凍り、カメラのボディーも白くなるほどだった」。
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ナショナル・ジオグラフィック 2011.1.26
1月24日の夜、ノルウェーのトロムソ近郊、リンゲンアルプスの上空で揺らめくオーロラ。この鮮やかなオーロラ は、24日午前(日本時間24日深夜)に地球に衝突したコロナ質量放出(CME)が引き起こした。CMEは、太陽から放出される超高温プラズマと荷電粒子 の雲だ。
宇宙天気学者は23日に、太陽表面の活動が活発な領域から非常に強い太陽フレアが噴出したと報告していた。続 いて巨大なCMEが地球に高速で向かってきた。コロラド州ボルダーにある米国海洋大気庁(NOAA)宇宙天気予報センターの専門家によると、急激に活発化 した太陽活動により、2003年10月以来最大の太陽嵐が発生したという。
CMEが地球に衝突すると、太陽からの荷電粒子が地球大気と相互作用を起こし、両極地方にオーロラが発生する。24日夜から25日朝にかけては、活発化したオーロラを眺めようと、ファンたちが夜を徹して空を見上げた。
Photograph by Ole C. Salomonsen, arcticlightphoto.no
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