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炉内には水も燃料も見つからなかった 東電、苦しい言い訳

1月 19th, 2012 | Posted by nanohana in 3 東電 電力会社 原子力産業 | 3 隠蔽・情報操作と圧力 | 4 福島第一原発の状態

福島原発2号機の圧力容器内に内視鏡が入った。


日経新聞


福島第1原発2号機の原子炉格納容器内壁は、高温多湿な環境に長期間さらされた影響で、表面の塗装がうろこ状に浮き上がり、その右側には作業用の足場が見える。強い放射線のために、画像は小さな斑点が多数発生している=東京電力提供 毎日新聞

格納容器につながる貫通口から内視鏡を入れ、内部を約30分間撮影。配管や内壁の様子は確認できたが、東電が容器の底に深さ約4・5メートルたまっているとしていた水は、底から4メートルの位置でも見えなかった。 東電は水はそれより下に「あるとみられる」と主張を変えた。
内視鏡は10メートルもあるのに、なぜ水面が見えるところまで下ろさなかったのかは不明だ。

また溶けてどこにあるのかわからない燃料も見当たらなかった。

まあ、発表者がずっとウソだったりクソだったりする方たちなので、いつものように真相はさっぱりわからない。

保安院は、内視鏡の画像は、湯気によるとみられる水滴や放射線によるノイズで不鮮明で、水面は確認できなかったと言っているようだが、写真を見る限り確かに鮮明ではないが、水面がわからないほどではなく、それが確認できないのは鮮明さのせいではなくて、そこに水がないからだろう。
新聞各社が皆書いていることからも、湯気と放射線のノイズは執拗に強調されたのだろうとわかる。

保安院のいままでの実績から考えると、言い訳じみた説明の裏には何かが隠されていると考えるのが妥当かもしれない。

東電は、格納容器内の圧力値から水位は約4.5メートルあると推定していたらしいが、そこに水がなかったのは「推定に用いた圧力値が正しくないのが原因だろう。予想より(格納容器から外への) 水漏れが激しいということではない」と聞かれもしないことを先回りして言い訳しており、予想以上の水漏れの激しさに動揺したのかもしれない。

いつもながらの東電らしい言い訳がましいすっきりしない語り口で、多くの疑問を残した。

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格納容器内、水面見えず=湯気や放射線で不鮮明-2号機内視鏡調査・福島第1原発
時事通信 2012.1.19

経済産業省原子力安全・保安院は19日、東京電力が同日午前、福島第1原発2号機の格納容器内を工業用内視鏡で調査したが、格納容器内にたまった水面は確認できなかったと発表した。
事故後、1~3号機の格納容器内の様子を直接確認するのは初めて。
保安院によると、内視鏡の画像は、湯気によるとみられる水滴や放射線によるノイズで不鮮明で、水面は確認できなかったが、内視鏡の近くにある配管類など は確認できた。直接測定した格納容器内の温度は40度台で、既設の温度計による測定値と大きな違いはなかった。(2012/01/19-17:08)

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原子炉格納容器の中、初めて撮影 2号機、内視鏡で
朝日新聞 2012.1.19
東京電力は19日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の様子を温度計を付けた内視鏡で調査した。事故が発生した格納容器内の様子を直接調べたのは初めて。ただ、水滴などで視界が悪く、内部にたまっているとみられる水は確認できなかった。気体の温度は約45度で、これまでの温度計の値に近かった。

今回の調査は、燃料取り出しに向けたデータ集めが目的。格納容器の貫通部から直径8.5ミリの内視鏡カメラを入れて、約1時間内部の様子を撮影した。

内部は湯気が充満しており、内視鏡のレンズにも水滴がつくほどだった。放射線の影響と見られる画像の乱れもあり、溶融燃料、配管の損傷の有無などは分からなかった。

水面も確認できなかった。東電は、格納容器内の圧力値から水位は約4.5メートルあると推定していた。しかし、今回作業用の足場の位置まで内視鏡を下げても水面にたどりつかなかったため、水位は格納容器の床面から約4メートル以下と考えられるという。東電は「推定に用いた圧力値が正しくないのが原因だろう。予想より(格納容器から外への)水漏れが激しいということではない」としている。

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福島第1原発2号機、燃料の状態は不明 内部の一端明らかに
日経新聞 2012.1.19
東京電力が19日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器の内部を工業用内視鏡で撮影した画像を公開した。炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機で、格納容器内部を直接観察したのは初めて。撮影できた場所は限られ、画像も不鮮明だが、配管や壁の現状がおぼろげながら見えた。燃料の状態を調べるには課題も多い。

今回の調査はオリンパス製の工業用内視鏡を使った。格納容器にもともとあった作業用の穴を活用。これに手を加えて長さ10メートルのケーブルの先にカメラが付いた内視鏡が入るようにし、上下に動かして内部を撮影した。建屋1階の床面から約2メートルの高さから入れた。

2号機はメルトダウンを起こし、溶け落ちた燃料は圧力容器の底を通過して格納容器の底にまで達しているとみられる。燃料の過熱を防ぐため冷却水を入れ続けているが、水位は確認できなかった。

これまで格納容器の底から5メートル程度のところまで水があるとみられていたが、東電は実際には「4メートル程度ではないか」としている。奈良林直・北海道大学教授は「格納容器の(今回撮影した箇所よりも)もっと下部にある配管のつなぎ目などの弱い部分が破損し、水がたまらなくなっている」とみる。

ただ、燃料のかなりの部分が下に落ちているとみられるため、格納容器の水位が低くても冷却には問題がないと考えられるという。内視鏡に取り付けた温度計による温度測定でも内部は高温ではないことが分かった。

東電は今後1、3号機の内部も内視鏡で調べる。1、3号機は事故当時、白煙や黒煙を上げていた。奈良林教授は「格納容器内で何らかの燃焼が起きていた可能性もあり、痕跡が見えれば事故がどう進んだかの理解につながる」としている。

燃料が溶け落ちたとみられる格納容器の中心部などを観察するのは難しく、専用のロボットなどの技術開発が必要になる見通しだ。1979年にメルトダウン事故を起こした米国スリーマイル島原発では、内視鏡で圧力容器の燃料を観察できたのは事故から3年半後だった。

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