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高汚染地域の除染をやめて避難と移住を

1月 6th, 2012 | Posted by nanohana in 1 福島を救え | 1 避難 | 1 除染 | 3 政府の方針と対応

2011.10.27
高汚染地域での除染は正気の沙汰ではない。農業を続けさせる国も自治体も狂っているとしか言いようがない。除染を叫ぶ野田佳彦総理、佐藤雄平県知事、瀬戸孝則市長は自分の地位と金のために国民県民の命までも犠牲にしようとしている。途方もない無駄金で国家財政が破綻し、作業者と地域住民を内部被曝させ、それでも除染はできない。除染が本当に有効なのは年5mSv未満の低汚染地域であり、年5mSv以上の高汚染地域は除染は直ちにやめて避難と移住を推進するしかない。除染なら大金を使うのに避難と移住には支援しないのは、国民への国家的な人権侵害行為である。

【結論】
福島県の高汚染地域はもう人の住むところではない。除染をしても全くの無駄であり、農民は生活も健康もぼろぼろになる。福島の高汚染地域の農家よ怒れ。放射線管理区域にはもう住めないし農業もできない。東電が汚してしまった故郷、どんなに悔しくても子供のために故郷を捨てよう。政府は土地を事故前の値段で買取り、安心して暮らせる新しい故郷に移住させる義務がある。

高汚染地域除染は県民の健康と子供たちの健康を脅かし続け、いつまでも土地と農作物の汚染は解決しない。結局、除染などできないからだ。農民は農作物の汚染におびえながら、そして自分たち、子供たち、孫たちを被曝させながら家族の健康を犠牲にして農業をすることになる。そしてせっかく作った農作物も汚染が続き、農民は貧しくなる。日本の食の安全は失われ、子供の未来も日本の農業も破壊される。

解決策は1つしかない。福島県民を救う道は除染を地域全体の線量が年5mSv未満の低汚染地域に除染を限定し、放射線管理区域に匹敵する5mSv以上の高汚染地域の除染をやめて、避難と移住を支援することだ。まず第一に、すぐに高汚染地域の子供たちを国の負担で避難させよう。その後に土地を国が買い取る。そして住民の非汚染地域への移住と農民の代替え地での農業を支援する。そうすれば県民の健康を守れる。安全な土地で家族と暮らし、汚染の心配におびえることなく安心して農業ができる。その費用は除染よりもはるかに安い。そして汚染されていない農作物は日本の食を守り、子供たちの未来と日本の農業を守る。

【理由】
1)除染の費用と期間
地域全体が0.5μSv/h以上は年5.2ミリの放射線管理区域に匹敵する。あまりにも広大なので除染には想定できないほどの膨大な費用と期間がかかり、それでも除染できない可能性が高い。除染期間がセシウム137の半減期の30年さえも超えるなら何のための除染か分からない。

飯舘村だけでも除染費用は現時点の見積りで総額3224億円。4人世帯あたりで2億円を除染費用に使う。除染を進めるとそれでも費用は足りず、結果的にどれだけ費用を使っても除染できない。参考資料→ 飯舘村除染計画書

広大な田畑と森林もある福島県全体での高汚染地域の除染など狂気である。1000兆円使っても除染は不可能だ。しかも除染が続く何十年もの間、住民は外部被曝を浴び、さらに以下に示すような除染による内部被曝で健康被害がますます増える。まさに国民不在の除染利権でしかない。そして日本の国家財政は破綻する。

2)除染の危険性
安易に除染すると吸い込んでしまう。肺に吸い込むのは食べるよりも遥かに危険である。危険なのは除染作業員だけはない。除染作業をすると近隣に放射性物質が飛びちる。除染作業が活発化すると地域住民や子供たちが大量の放射性物質を日常的に吸い込み重大な健康被害が起こる。

3)再汚染
除染してその場所だけ線量が下がっても、雨や風で近隣からまた新しい放射性物質がやって来る。特に山や森林にある大量の放射性物質は除染の苦労を振り出しに戻す。高圧洗浄機を使っての除染は放射性物質を近隣に飛ばすだけで、隣の家が除染したらまた我が家が汚染される。除染した表土も運ぶ場所がない。別の場所に運べばそこが汚染される。海に捨てれば海が汚染される。

4)健康被害と経済被害
地域全体の線量が高いなら除染を続けるよりも、まずは避難、そして移住しかない。長期間の除染の繰り返しの間に住民は健康被害を受け続ける。政府は安全と言うだけで住民を放置している。そのため福島県民は外部被爆におびえながら内部被爆の危険までおかして個別に除染を繰り返して居住することを強要されている。県民に除染へのはかない希望を持たせて、一方で移住の費用負担の援助をせずに、結果的に県民たちが除染を繰り返し続けながらそこに住むしかないように仕向けている国の政策は人道的な犯罪である。しかもせっかく育てた農作物も安くしか売れずに経済的な困窮は何十年も続く。なぜここまで福島が犠牲にならなければいけないのか。

5)除染利権から避難と移住へへ
いつまでも続く除染に群がる利権が生まれる。苦労が振り出しに戻るから除染ビジネスはいつまでも続けることができる。たとえ無駄であっても住民に希望さえ持たせ続けていれば、いくらでも儲けることができる格好の除染利権だ。「住民のために避難より除染」は大嘘である。本当の理由は避難は儲からないが除染は儲かるからだ。高汚染地域は除染できない。しかも除染で住民に重大な健康被害が起きる。和を大切にするやさしい心の日本人は、国と自治体にとって、従順な『和』と悪政に『やさしい』羊でしかない。高汚染地域の除染は結果的に健康被害と経済被害で被災者をさらに苦しめるだけである。除染作業者の被曝の危険性も計り知れない。

★福島県の未来のために【】のブログも読んでください。

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